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魔法の言葉 ~ありがとう~ 介護職Eさんの気づき

みなさん、こんにちは!!

昨年、300名以上の介護職員の
方々にお届けした

「介護人間力向上研修」

今回も研修を受講された

介護職員の皆様の「声」を

ご紹介させて頂きたいと

思います。

(これからブログでシリーズとして
紹介していきたいと思います)

ある介護福祉士の男性介護職Eさん

の「気づき」です。


『相手のことを考え、相手をおもいやり

 接することで、自分自身にも同じ状況が

 おこる(相手も自分にそのように接してくれる)

 そして、お互いの関係をよくするきっかけ

 になってくれると思った。

 人間関係をよくすると同時に、

取り巻く環境にも良い影響があるんだな、

と感じた。

 「ありがとう」という一言で、

気持ちが楽になり、


 見ていてくれる、

必要とされることが

 実感できる、

そんな重要な言葉だと

 思った。

 職場での上司や後輩の

人間関係や労働環境(職場の雰囲気)

に大きく影響するのは、

日頃の「こころ(のあり方)」だと


 感じた。

相談しやすい状況、チームワークで働く


 結束力を強く出来る切っ掛け

 として、取り組めることなので

 「ありがとう」の言葉は

 これから、日ごろの生活の中で

出来る限り使っていきたい

と思う。』


介護人間力向上研修では、

 「ありがとう」という言葉

 の意味を”深く”皆さんと

  考えます。

 「有難う」とは、文字通り

 「有る」事が「難しい」・・・

 そんな状況でも、あなたは

 そこに居てくれて、私を

支えてくれた・・・

その感謝の気持ちを込めた

「ありがとう」なのです。

 また「ありがとう」って言われた

 相手からすると、自分の

 存在(行為)を認められた

 と感じることが出来る。

 だから、言われた側も

 嬉しくなる。

 そして、それを聞いている

 周りの人たちも、気持ちが

 温かくなる。

 そんな、「三方善し」

(言った人、言われた人、
 それを聞いていた人)

 みんなを 幸せな気持ち

してくれる言葉なんですね。

 それに気づいてくれた
 
Eさん。

 この言葉の「力」を信じ

 意識してたくさんの

「ありがとう」
 
を口にしてくれています。

これからも、意識をもって
  
継続していってください。

継続は力なりです。

 Eさん、期待していますよ!!!

 人間力研修とは

セミナー・研修風景

  

小さな改善の積み重ねが職場を活き活きさせる

皆さんこんにちは!


皆さんの職場では

改善活動は行っていますか?


「作業の手間や負担の軽減」

「安全な作業や動線の確保」

「作業時間の短縮」

「コスト削減」

ポイントは「現状の人員で、

経費をかけず知恵とアイディアで

改善する」というものです。

 ただ、よくあるのは、

「見えるコスト」

 には、消費の節約等で

意識が向いても


「時間の節約」等の

「見えにくいコスト」

には意識があまり向かない・・・


 こんなことってよくありませんか?

 でも実は「時間のコスト削減」を

 行う事で、「見えるコスト」

 まで改善されることは、

 よくあるのです。

 このような活動は、

 TQC活動や提案活動等

 が良く行われますが、

 残念なことに長続きしない

のが欠点ですよね。

 なぜなら、この活動自体に

 手間や時間の負担が大きい

 からです。

 せっかく活動の仕組みを

 作っても、継続しなければ

 効果はなかなか出てきません。

 やはり「これらの活動自体に

 簡単で、

 負担にならなく

 効果が見えやすい」

 このあたりが活動のポイント

 になるのではないか

 と思います。

 それでは、

 具体的には、どのような

 ことに気を付けて

 活動や仕組みを作っていけば

 いいのか?

 このあたりは、また次回

 のブログでお伝えしていきたい

 と思います。

お楽しみにしていてください。



 

「報恩感謝」のこころ

皆さん、こんにちは!

さて、今日は、人間力研修で

お話しする「親への報恩感謝」

のこころに関連する、感動的な

お話をご紹介します。

いつもご紹介している


雑誌『致知』2012年12月号で

紹介された、助産婦:内田美智子さん

のお話です。


自分の目の前に子どもが

いるという状況を

当たり前だと思わないでほしいんです。

自分が子どもを授かったこと、

子どもが「ママ、大好き」と

言ってまとわりついてくることは、


奇跡と奇跡が重なり合って

そこに存在するのだと知って

ほしいと思うんですね。
 
そのことを知らせるために、

私は死産をした一人の

お母さんの話をするんです。

そのお母さんは、出産予定日の

前日に胎動がないというので

来院されました。

急いでエコーで調べたら、

すでに赤ちゃんの心臓は

止まっていました。

胎内で亡くなった赤ちゃんは

異物に変わります。

早く出さないとお母さんの体に

異常が起こってきます。


でも、産んでもなんの喜びもない

赤ちゃんを産むのは大変なことなんです。

普段なら私たち助産師は、

陣痛が5時間でも10時間でも、

ずっと付き合ってお母さんの

腰をさすって

「頑張りぃ。元気な赤ちゃんに

会えるから頑張りぃ」

と励ましますが、死産をするお母さんには

かける言葉がありません。

赤ちゃんが元気に生まれてきた時の

分娩室は賑やかですが、

死産のときは本当に静かです。

しーんとした中に、お母さんの泣く声

だけが響くんですよ。

そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、

「一晩抱っこして寝ていいですか」

と言いました。

明日にはお葬式をしないといけない。

せめて今晩一晩だけでも抱っこして

いたいというのです。

私たちは「いいですよ」と言って、

赤ちゃんにきれいな服を着せて、

お母さんの部屋に連れていきました。

その日の夜、看護師が

様子を見に行くと、

お母さんは月明かりに照らされて

ベッドの上に座り、

子どもを抱いていました。

「大丈夫ですか」と声をかけると、

「いまね、この子におっぱい

あげていたんですよ」

と答えました。

よく見ると、お母さんはじわっと

零れてくるお乳を指で掬って、

赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。

死産であっても、胎盤が外れた瞬間に

ホルモンの働きでお乳が出始めます。

死産したお母さんの場合、

お乳が張らないような薬を

飲ませて止めますが、

すぐには止まりません。

そのお母さんも、赤ちゃんを

抱いていたらじわっとお乳が

滲んできたので、

それを飲ませようとしていたのです。

飲ませてあげたかったのでしょうね。

死産の子であっても、お母さんにとって

子どもは宝物なんです。

生きている子ならなおさらです。

一晩中泣きやまなかったりすると

「ああ、うるさいな」と思う

かもしれませんが、

それこそ母親にとって最高に

幸せなことなんですよ。

母親学級でこういう話をすると、

涙を流すお母さんがたくさんいます。

でも、その涙は浄化の涙で、

自分に授かった命を慈しもう

という気持ちに変わります。

「そんな辛い思いをしながら

子どもを産む人がいるのなら

私も頑張ろう」

「お乳を飲ませるのは幸せなことなんだな」

と前向きになって、母性のスイッチ

が入るんですね。

                           
******************************


振り返れば、いま、ここに尊い命を授かり、

元気でいるのは、

紛れもなく、産み、育ててくれた

母のお陰です。

そして慈愛をいつも注いでくれる母に

感謝の気持ちを持つことが、

人として、当然のことです。

そして、その気持ちを

「形」にして表すことが

とても大切なことなのです。

人間力研修でも、報恩感謝

の気持は、まずは親への

感謝の気持を、もう一度

想い返し、行動に移すことを

必ず、約束して頂きます。

そして、皆さんがもつ、その

優しい気持ちを、自分の親

と同じように、ご利用者様に

寄り添って頂ければという

想いで、お伝えしています。

人間力向上研修とは

セミナー・研修風景



素晴らしい経営をされているデイサービスを紹介します。

みなさん、こんにちは!!


昨日はあるデイサービスさん

との打ち合わせでした。

 
この会社の社長は

とても素晴らしい

経営理念をお持ちで、

それを支える管理者の方にも

その理念が、気持ち

いいほど浸透している。


この社長の経営理念は

「会社とは、人を幸せに

する為の場所」と明快

に仰います。

そして、管理者の方々が

最も大切しているのは

「家族のような絆」です。

日頃、スタッフとの

コミュニケーションを

大切にし、従業員同士

「おもいやり」「感謝」

の気持を自然に表すことが

できている。

そのような環境で働ける

社員の方々は、お互いを

尊重し、そして自律し

時にはライバルとして

吸収し合う。


その結果として

ご利用者様の満足度は

とても高く、地域にも

愛され、稼働利率は90%

以上を確保している。

そして、ほとんど

離職される方は

いらっしゃらない。

まさに、正しい経営

をされてている経営者

には必ず結果が付いてくる、

このことを、改めて実感

することが出来、

そして、私自身にとっても

とても感動的な時間

でした。

まだ、多少、興奮気味です(笑)

皆さんにも、この興奮を

シェアしていただこうと

ブログでご紹介いたしました。





昇格しても、給与があがっても喜ばない職員

皆さん、こんにちは!!

今回は、「昇格しても、

給与が上がっても

喜んでこらえない職員さん」

について

書きたいと思います。

もちろん、すこしでも高い

給与はほしいけども、仕事が

大変になるのであれば、昇格

等しなくてもいいと思って

しまう社員の方って、


介護に関わらず


最近は多いと思います。

その理由は

・「うえに上がると仕事がきつくなる」
・「上司と部下との板挟みは嫌」
・「プライベートの時間を犠牲にしたくない」
・「昇給しなくても食べていける(今は)」
・「この法人では、責任ある立場にはなりたくない」

等など・・・・。

 でも部下がこんな状況で、でも

どうしてもその部下にやって

もらわなければ、組織として

困るようなケース。


こんな時、皆さんだったら

どうされますか?

 個人の問題だからやもおえない、

と、かたずけられない問題です。

そんな時に一つには、

 個人のライフプランと仕事の

 キャリアプランを両方を考えて、

 将来について、一緒に考えてみる

 といいかもしれません。

 例えば、「今のままの仕事だと、月給は

 ○○円が限界。子供が出来て、子供を

 大学まで行かせるとすると、どのくらい

 かかるか・・・・、一方で法人のキャリア

 プラン(キャリアパス)で考えれば

 このくらいの収入が見込める・・・・」

 という具合に、金銭面の現実的は話を

 共有してみるのも一つ。

 もう一つは、金銭ではなくて、

心の部分といるのかも知れません。

 最も大切なのは、自分の意志で、

 この法人で一生働きたいと

 思えるかどうかです。

この職場にいると、自分が成長できる

ように感じる、


または、この職場で働くことが


楽しい・・・このように職員に

思わせる職場か どうか・・・。


又管理者になっても゙管理職の仕事に

自信が持てない、その理由に、

今の上司との信頼関係、さらには、

法人との信頼関係が築けていない

ケースが、結構あります。


その意味では、経営サイドは

日ごろの部下とのコミュニケーション

により信頼関係を築きあげる事が、

まず、一番大切なことではないか、

 と感じます。

 また、金銭面では、法人の

 キャリアパスの整備も必要

 で、できれば職員の

モデル給与を

具体的に社員に示すこと

が出来れば、

モチベーションもまた

大きく変わってくることも

事実です。

何かのお役に立てれば、幸いです。

人材育成研修業務


 

厚労省発表。訪問介護員の労務管理について

皆さん、こんにちは!

さて、今日は厚労省が

発表した訪問介護員の

労務管理について

URLをご紹介

したいと思います。

介護職の中でも

最も注意が必要な

訪問介護の労務管理。

まずは、下記の

URLをご覧ください。




http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kaigo/index.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

明日から明るく、元気に業務にあたろう。勉強になりました。


実際のアンケート

みなさん、こんにちは!!

昨年、300名以上の介護職員の
方々にお届けした

「介護人間力向上研修」

今回も研修を受講された

介護職員の皆様の「声」を

ご紹介させて頂きたいと

思います。

(これからブログでシリーズとして
紹介していきたいと思います)

ある介護福祉士の女性介護職Yさん

の「気づき」です。

【自喜喜他の心で、自分も

幸せになれ周囲も幸せにし、

限りない感動が訪れること

を学んだ。

 どんなに自分が喜んだり

 悲しんだりしても、

周りの人はそうは思っていない

かも知れないので

 周りの人も幸せになり、

同じ喜びを分かちあおう、

というところに

 
心が響いた。

 
 又 「自己反省の心」から、

私の場合には

 失敗があったり、

うまくいかなかった

 りで、自分を責めて

しまう事があります。


 私がいるからダメなのかな」や

 「流れがわるくなってしまうのは

 わたしのせいかな」と

マイナス面に考えて

しまう事があります。

 それで、ストレスを感じて

しまい体調や表情、態度も

変わってしまいます。


 しかし、この研修を行い、

プラス面に考える

(次からはこうしよう、だったり

 次行う時は、予想してから

行おうという気持ち)ことで

 「明るく元気に業務にあたろう」


 という気持ちになり、

とても良い研修で、

また勉強にもなりました。】


研修では、福祉のこころ


についてお話をします。
 

その中の「自喜喜他のこころ」と
 
「自己反省のこころ」が、Yさん
 
のこころに響いたようですね。


 特に、自己反省のこころでは

 
「自己否定」と「自己反省」の

 違いに気づき、


今までの自己否定の気持を、


前向きな「自己反省」
 

に切り替えることで



 Yさん自身が、明るくなれば


ご利用者様や周りのみんなを

 きっと明るくすることが出来る

ものと思います。


 
 頑張ってくださいYさん!!

 
 いつも前向きな心を忘れずにね!


介護人間力研修とは

セミナー・研修風景

みなさん 幸せスパイラルって知ってますか?



皆さん。こんにちは!!


今日は、みなさんに

「しあわせスパイラル」

というものをご紹介したい

と思います。

まず「経営者」や「リーダー」が

職員のために働きがいのある

職場づくりをすると

職員はやりがいを感じて

定着率もモチベーションも

アップします。そうすると、

質の高いサービスを提供

できるようになってくるので

、結果としてご利用者が満足し

その法人(会社)が支持され

地域から選ばれる

事業所になってくる。

すると業績が良好になり、

資金的に余裕が生まれるので、

益々、人材や、いい職場作りに、

投資が出来るようになってくる。


これを「幸せスパイラル」といって、

ご利用者、職員、経営者が全て

幸せ感を感じることができる。


ではこのスパイラルを回すには、

どこからスタートすればいいのか。

それは、職員の満足感です。

単純な話、自分が不満だらけの状態で、

ご利用者の幸せのために働くのは

本音としてどうしても無理

がありますよね。

では、我々の職場で、

職員の満足度上げるには、

どうすればいいのか?

もちろん一つには金銭的報酬

があります。でも、

ちろん収入は高いに

越したことはありません。

でも現実の問題として、

現状の制度のもとでは、

そこには限界があると

言わざるおえません。


でもこの金銭的報酬は

「不満足を強化する要因」と言われ、

例えば、大幅な昇給で全員に5000円UP

したとします。

その年はみなさん会社に感謝しますが、

翌年に同じ5000円だったら、

なんだまた5000円は本音で思ってしまう。

これが金銭的報酬の

欠点なのです。貰い続けていると

ありがたみが目減りし、

不満要因にすらなってしまう

と言われます。

皆さんも思い出してください。

「会社に行きたくない」

「今日はさぼってしまいたい」と

思うには給料が安いからではないからです。

仕事にモチベーションを見出すことが

出来ないのは、金銭以外の喜び、

つまり非金銭的な報酬である

「心の報酬」が欠けているときなのです。

この心の報酬で大切なのは

・・・・・・今回は、ここまでとします。

続きは、次回をお楽しみに!

この内容は、介護リーダー研修

で受講者の方にお伝えしています。

介護リーダー研修とは

職場リーダー(主任)の職場実践力&人間力向上研修

キャリア段位制度 今年のスケジュールは

皆さん、こんにちは!

シルバーサービス振興会の

事は以前のブログでも

ご紹介していますので

ご存知の方も多いと思いますが

初めて聞く方もいらっしゃるかと

思いますので、簡単にご紹介します。

この組織は 行政の内閣府から

委託を受け、

介護職キャリア段位制度

の事務局をやっている組織です。


キャリア段位制度の

普及の為、

年間二万人の認定者輩出

の目標に向けて

事務局の方も頑張って

いらっしゃいます。

今年はアセッサー研修の

申し込み枠を大幅に増やし

5月頃に申し込みを開始

する予定との事ですよ。

因みに、アセッサーとは

キャリア段位制度に照らし

施設内で、職員の方を

評価される方です。

昨年度、受講出来なかった

介護職のリーダーの方、

是非とも今年は、

受講させることを

お勧めいたします。




先週に シルバーサービス

振興会からアップされた

最新情報では、

今年も、昨年同様の

スケジュールにて

申込受付が4月末から5月初旬

に実施されることが、

正式に発表されました。

受付が始まった時点で

又、このブログでご案内

させて頂きます。



因みに、弊社の介護

特化型人事評価制度には

この、キャリア段位の

評価項目を活用しています。

介護特化人事評価は

こちらから

人材育成研修業務

「日本一働きたい会社にしたい」

 
みなさん、こんにちは!

以前にこのブログでもご紹介

させて頂きましたが、

「日本一働きたい会社にしたい」

という社長の想いで、社員を大切にし、

社員の「人間力」の向上を育成されている

福岡のスーパーハロディ―社 加治社長の

お話をご紹介する記事をご紹介させて頂きます。


雑誌『致知』の5月号より。


『ハローデイ経営理念の1番目は

「より多くのお客様に感謝する会社」

とあって、会社をよくしていく過程で

この理念の浸透にも力を入れてきました。


私(社長の加治様)は体験しているから

分かりますが、従業員にはいくら口で

説明しても、

悲しいかな他人事で

しかないから分からないんです。


ではどうすれば思いを伝える

ことができるかと

いろんな研修に参加した上で、

これはと思うものをベースに

研修をつくりました


「お元気様研修」といって、

5つある経営理念をベースに

2日間かけてやるんです。


例えば感謝について


「皆さんにとって感謝の原点

はどこにありますか」


という感じで問い掛けます。


いろいろと答えが出てきますが、

答えは両親ですと。


「両親に感謝できない人が

 何で赤の他人のお客様に

感謝できるんですか。

 絶対にできません」


というかたちで入るんですよ。


(中略)


それから研修では

普段私たちが

よく使う言葉についても


伝えています。


その中の一つに


「ピンチはチャンスだ、ありがとう」


という言葉が必ず出てくるんです。


例えば誰かが私にボコボコに

怒られて落ち込んでいると

皆が寄ってきて、


「よかったなおまえ、

おめでとう。

 チャンスじゃないか」


と言って励ます時に使うんです。


このことを理解していただくには

火事事件についても


お話しする必要があって、


実は平成8年元旦の午前1時

にお店が燃えたんですよ。


そのお店というのは20数年ぶりに

出したばかりの後藤寺店という新店で、

これが大当たりして

会社の経常利益の3分の2の利益を

出していたんです。

その夜、除夜の鐘を聴きながら

営業報告を確認し終えて

やっと一息ついたところで、

電話が鳴り響きました。


電話口から上ずった声で、


「火事です。後藤寺店が燃えています」


と聞こえてきた瞬間、

もう真っ青になりました。


すぐに車に飛び乗ったのは

いいのですが、

頭の中は悪いことばかりが

次々と浮かんでくるものですから、

寒さではなくて怖さで

震えが止まりません。


――あぁ怖さで震えが。


その時に私の好きな


「ピンチはチャンスだ! ありがとう」


という清水英雄先生の詩が

ふっと浮かんできたので、

それを必死で唱え始めたんです。


「つらいことがおこると/感謝するんです/
 これでまた強くなれると/ありがとう/
 
 悲しいことがおこると/感謝するんです/
 これで人の悲しみがよくわかると/ありがとう/

 ピンチになると感謝するんです/
 これでもっと逞しくなれると/ありがとう/

 つらいことも悲しいこともピンチものり越えて/
 生きることが人生だと言いきかせるのです……」


車内での40分間、

私はその詩を大声で繰り返しました。


店に着いた時にはゼェゼェいって

喉がかれていたので、

店に向かって歩く間は


「ピンチはチャンスだ/人生はドラマだ」


と小声で何度も呟いていました。


すると私を見つけた店長が


バッと走り寄ってきて


「すいませんでした」


と大声で謝ってきました。


その時私の口から出てきたのが、


「店長大丈夫や!

 改装費1億か2億かかっても、

 君ならまた取り戻せるやろ」


という言葉だったんですよ。


私は基本的に怖がりだし弱虫だから、

あの詩を口にしていなければ、

きっと店長をボコボコに

していたと思います。


だからその店長は

いまだに言うんですよ。

あの時は半殺しまでだったら

我慢しようと覚悟をしていたら、


思いもよらない言葉を掛けられて、

嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかったと。


――胸にグッと迫ってくるものがあります。


この話には後日談がありまして

そのお店がオープンした時の

売り上げというのが

1700万円でした。


これはスーパーの売り上げとしては

驚異的な数字なんですよ。


ところが火事の1か月後に

再オープンした時の売り上げが

何と2300万円だったんです。


オープン時の売り上げを

クリアするっていうことは

本来ありえないことなんです。


ですから「ピンチはチャンスだ、ありがとう」


というのはここからきているんですよ。


こういった話も2日間の研修に全部入っています。』

以上 雑誌 致知 の4月号の記事から抜粋です。

自分にとって、最悪の出来事が

降りかかってきたとき、

私は、自責の念で落ち込んだり、


人にその感情をぶつけてみたり

することがあります。


でもそんな時ですら、

起きてしまった事態を前向き

にとらえ、「ありがとう」と

いう事が出来る。

凄まじい人間力をお持ちの

方がいらっしゃるのだ

と、感銘を受けました。

不運が降りかかってきた

時にこそ、その人の「真」の

人間力が試されるものでは

ないかと感じ入りました。

因みの、ハロデイの加治社長の夢は

ハロディ社を

「日本一働きたい会社」にする

事を目指しているそうです。

きっと、このようなリーダー

がいるような会社は

社員全員が、お客様の為に

そして、会社の為に

楽しみながら仕事が

出来るものと思います。


人間力研修とは

福祉人材の人間力向上研修











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