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「区分支給限度額」についての議論(介護給付費分科会)


「区分限度支給額」について、議論されている内容を理解しておきましょう


9月の介護給付費分科会は、事業者団体との議論・意見交換に終始
各サービスの課題や検討すべき論点を整理する「第1ラウンド」を8月に終え、いよいよサービスごとに改廃すべき基準や加算要件等を具体的に話し合う「第2ラウンド」へと移行する段階に差し掛かってきている、介護給付費分科会。9月は事業者団体との議論・意見交換が中心であったため、本会の内容についてこの場で採り上げることは特段必要ないかとは思います。そこで、今月のニュースレターでは前回、紙面の都合上触れることが出来なかった「区分限度支給額」の議論内容のポイントについて、念のため、確認してまいりたいと思います。

「区分限度支給額」に関する論点(抜粋)とは
では、早速、中身を確認してまいりましょう。「区分限度支給額」に関する論点としては、下記が挙げられていました。

【論点】
区分支給限度基準額の現状等を踏まえ、そのあり方や適用対象外となる加算等についてどのように考えるか。特に、訪問系サービスについて、集合住宅に係る減算の適用を受けている者と、当該減算を受けていない者との公平性の観点から、当該減算と区分支給限度基準額との関係についてどのように考えるか。

※2017年8月23日 介護給付費分科会資料より抜粋
この論点のテーマは、大別すると、「訪問系以外のサービスに関するあり方」と「訪問系サービスに関するあり方」に分けることが出来ると思われます。ちなみに、前者の「訪問系以外のサービスに関する内容」については、2人の委員から次のような発言が会の中で為されていました(以下、介護給付費分科会議事録から抜粋)。

【主な発言】
○田部井康夫・公益社団法人認知症の人と家族の会理事による発言:
「認知症の人と家族の会」では、従来から要介護4、5の在宅で暮らす人について、限度額をオーバーした分につきましては、できれば同じ1割負担ないし2割負担で利用できるようにしてほしいという要望をしております。
実際の利用は平均しますと要介護4、5でも61%~65%ということで、全体としては節度のある利用がなされているのではないかと考えられます。何らかの条件が必要だと思いますけれども、今すぐではなくても、ぜひそれを検討していただくようにお願いをしたいと思います。
この問題だけ見れば、これによって負担もふえるのかもしれませんけれども、例えば、限度額をオーバーしても、1割で利用することによって、まだそれだったら経済的に家で頑張れるというようなことが当然考えられると思います。そうしますと、施設に入るということが先送りといいますか、そこを選択しなくても済むという意味でも、全体としての支出の軽減ということも考えられると思いますので、単にまた支出がふえるということだけではない視点で考えていただけるとありがたいなと考えておりますので、今後の課題としてもぜひよろしく御検討をお願いしたいと思います。

○折茂賢一郎氏(東憲太郎・公益社団法人全国老人保健施設協会会長の代理)による発言:

在宅医療の継続という点で、今後、緊急ショートステイというのが医療と介護の連携の中ではとても重要になってくると考えております。例えば、突然、ケアプランに入っていないものを、いろいろなアクシデントで緊急ショートを受けたいといったときに、区分支給限度基準額を超えてしまう事例が出てきております。
緊急ショートステイというのは、今度の同時改定のときにもとても重要なファクターだと思いますので、緊急ショートについては区分支給限度基準額の適用除外ということにしたほうが良いと思います。これは提案させていただきたいと思います。

※2017年8月23日 介護給付費分科会議事録より抜粋

上記2点の実現の成否については冒頭の通り、第2ラウンドの議論を待つことになりますが、特に前者については実情として大変よく理解出来るものの、どこで条件・線引きをするのか、その基準づくりが難しいように感じるのは、恐らく皆様も同様ではないでしょうか。
次に後者の「訪問系サービスに関するあり方」についての

内容確認に移ります。これについては「訪問系サービスについて、集合住宅に係る減算の適用を受けている者と、当該減算を受けていない者との公平性の観点から、当該減算と区分支給限度基準額との関係についてどのように考えるか。」という具体的な論点が示されています。

訪問系サービスについては、事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内の建物(養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅)等に居住する利用者に対して訪問する場合に、報酬を10%減算する仕組みが存在する一方、区分支給限度基準額に係る費用の算定に際しては減算後の単位数により判定されることから、「集合住宅に係る減算が適用される者が、減算が適用されない者よりも多くの介護サービスを利用できる現状となっている」ことが問題視されています。この論点に関する各委員の発言は次の通りでした(発言者全員が同意見という珍しい事態となっていますが、その事実を直視すべく、敢えて全員の発言をそのまま抜粋・列挙させていただきます)。

【主な発言】
○鈴木邦彦・公益社団法人日本医師会常任理事の発言:
訪問系サービスにおける同一建物での減算については、平成28年度の診療報酬改定で実施された評価の精緻化との整合性を図るとともに、事業者が減算に伴う減収を回数増で補うことができないように、給付管理の際には減算前の単位数で計算するようにさせることが必要であると考えます。

○本多伸行・健康保険組合連合会理事の発言:
集合住宅における減算の適用を受けている人が減算を受けていない人より多くの介護サービスが利用できる状況になっているという矛盾については、公平性の観点からも解消するための措置を講ずるべきだと思います。

○小林剛・全国健康保険協会理事長の発言:
集合住宅での訪問系サービスの減算を受けている方とそれ以外の方との公平性の問題についてはもう既に各委員から御意見がありましたように、ぜひこの機会に見直しを図るべきだと思います。例えば、集合住宅で訪問系サービスの減算を受けている方については、区分支給限度基準額の算定上は、当該減算前の報酬で計算するなどの方法が考えられるのではないかと思います。

○瀬戸雅嗣・公益社団法人全国老人福祉施設協議会理事・統括幹事の発言:
同一建物減算と区分支給限度基準額の関係ですけれども、ほかの委員がおっしゃられているとおり、不公平是正の観点から、やはり減算前の単位で計算するということが必要なのではないかと思います。

○井上隆・一般社団法人日本経済団体連合会常務理事の発言:
集合住宅の減算につきましては、皆様と同じです。公平性の観点から、減算前の単位数を用いるべきだと思います。

○及川ゆりこ・公益社団法人日本介護福祉士会副会長の発言:
ほかの委員と同じように、私どもも、この論点の当該減算と区分支給限度基準額との関係でございますが、健全な制度運営の視点から考えれば、減算の対象となるサービスを利用した場合の区分支給限度基準額も下げるなどの対応を検討する必要があると考えます。

○小原秀和・一般社団法人日本介護支援専門員協会副会長の発言:
私もほかの委員と同じ考えなのですけれども、ただ、集合住宅に入居する要介護者等につきましては、そもそも相当量の介護サービス等の利用が必要なケースもありますので、利用者さんの立場になれば、必要以上に限度額が引き下げられることによる問題も生じかねないと思いますので、個別の配慮だとか、軽度者、重度者に分けて考える等の配慮は必要かと思います。
※2017年8月23日 介護給付費分科会議事録より抜粋
上記各々の発言を見ても、この論点についてはほぼ結論が見えている(=給付管理の際には減算前の単位数で計算するように変更)ように思われます。
議論のプロセスから関心を持って情報を追いかけておくことが大切
以上、今回は区分限度支給額に関する論点について確認させていただきました。
特に後段の論点については、対象事業者にとっては経営上、大きな打撃になる可能性が高いように思われます。
「もし上記が実行された場合、自社にはどのような影響が出てくるか?」「それら想定される影響に対し、どのような対応を行う事が最適なのか?」幹部育成の視点も含め、そのような議論を社内で始めていかれる事を是非、おススメする次第です。
私たちも今後、有益な情報を入手出来次第、どんどん情報を発信してまいります。

11月9日保育人材育成・定着セミナー@新宿

【セミナータイトル】

   福祉専門社労士・人材定着コンサルタントの
  「職員と園がともに成長する
   保育人材育成・定着セミナー」
   福祉業界50社のキャリアパス支援実績から得た情報と
   事例を徹底紹介

   
 子ども・子育て支援新制度がスタートして今年で2年になります。これまで以上に園の将来ビジョンの明確化や、職員採用、育成、処遇が重要な課題になってきています。
   
本セミナーでは、園の将来像の描き方、さらには職員の人 事施策からキャリアパスの作り方を解説いたします。職員がやりがいをもって働くことが出来る組織や人事評価・給与制度を整備し、キャリアパスを運用することで職員の育成と離職防止につなげることができます。
    
さらに今回のセミナーでは、キャリアパス構築後の運用面も解説し、制度の定着で成功されている事例を基に、その運用ノウハウと背景にある「考え方」を、あますところなく、ご紹介いたします。
職場環境の向上、職員の職場定着や人材育成に役立てたいとお考えの経営者層の皆様、必見です。

 【セミナーのポイント】

  1、新制度後の環境変化と法人・園の将来像について

  2、人を育てる「キャリアパス」とは

  3、キャリアパスの運用と給与制度について

  4、働きがいのある職場  人が辞めない職場風土を作る~


【開催日時】 11月 9日(木) 13:30~16:30        受付13:15~

 【場所】 新宿区産業会館(BIZ新宿)  新宿区西新宿6丁  目8番2号  地下鉄 西新宿駅 徒歩5分   

 【定員】   各日程 16名 (定員なり次第締め切り)        
 【料金】   3240円/1事業所(1事業所2名まで)


お申込みは
 ⇒
お問い合わせ

最高の社風の作り方 3

『コミュニケーションによる人材育成』

人が人を育てるのと仕事が人を育てるのは双方同じくらい
大切です。

人からの教育で最も大切なのがコミュニケーション。

幹部管理職は、社員と個別にコミュニケーションをする機会を

十分にもっていますか?社員個々人のキャリアについての

考えや悩みを上司がきちんと把握していますか?

毎月、全職員に一回30分の面談をしている事業所があります。

ここも最初は面談ではなく、声掛けだけでした。

「おい大丈夫か?うまくいっているか」「大丈夫です」あと

で見たら全然大丈夫でなかったというケースがよくあった

そうです。「なんでこんな大事なことを早く相談にこないの」

「こんな些細なことで悩んでいたのか、

早く言ってくれればいいのに」「どうして、ここで悩まないんだ、
 
ここだろ悩むところは」このような事が結構あったので

声がけを、面談に切り替えたそうです。つまり、よく話を

聞いてみないとわからないとという事でしょう。


毎月1回面談しているところと、期末の評価だけで面談して

いるところを比べると評価のフィードバックの納得感が

まるで違う。部下も、上司が仕事をいつも見ていてくれている

という信頼感を改めて感じるようになったという。


「大丈夫 きみならできる」

「それくらいの失敗は俺もしたことある。 心配するな」

といった支援が大事です。部下に自分は見守られている

という安心感を与えること。

「見る」と「見守る」とは全く違います。

「見る」は単に見ていればいい、見守るとは見守られる方が、

見守られているという認識しない限り何の意味もない。

見守らていると部下が思うようなコミュニケ―ションを

大切にしたいものです。

最高の社風をもっている四国のある企業では

下記にような取り組みを行っています。

ご参考までに紹介いたします。


●「私の一週間」

一週間の仕事の内容や出来事、気づき 悩みを作文のように

書いてリーダーに提出する。そして、リーダーが返事を書く。

リーダーはこのレポートをしっかり読み、個々の指導や育成に

役立てる。その中で素晴らしいものは社内のイントラネット

で共有する。


●「8人コンパ」

 ユニットごと8人に分けて、社長がそのメンバーと食事を

しながら語り合う場。社長とのコミュニケーションの場である。

社長に対して思っていること、社長がみんなに対して思って

いること直接ぶつけあう。一人一人としっかりと向き合って

いきたいと思う社長の行動の表れ。



何かのご参考になれば幸いです。


保育園 経営者・管理者研修(@大阪・奈良)





先週は二日間にわたり、大阪と奈良にて

保育園の経営者と管理者に向けのセミナー

講師を務めさせていただきました。



奈良県での講師は毎年のように行っておりますが

大阪での講師は、3年ぶりとなります。


今年は、両会場ともに募集人員を超える

多くの方々にお集まりいただき、熱気むんむん

の状態で始まりました。



前半は経営者向に保育士キャリアアップシステム

の作り方や保育士向け人事評価で陥りやすい問題

点と改善策を中心についてお伝えし、

後半は、保育主任やリーダーの方々にお集まり

いただき、管理者に必要な「人間力」と

「マネジメント力」の双方をじっくりと

お伝えしました。



終了後のアンケートを拝見すると、予想以上に

内容が皆様に「伝わった感」を感じることができ、

講師として、とても嬉しく思いました。



次回は、同じく大阪は10月18日、奈良は19日

に行います。皆様、次回もぜひ期待してお待ちくださいね。









職員のやりがいを育む3つの要素

みなさん、こんにちは!

事業主であれば、だれでも

大切にしたいと思うもの

それは職員の「やりがい」

や「仕事に向かうモチベーション」

ですよね。

しかし、それをどのようにして

創り上げていくのか。事業主の日々の

積み重ね、と言ってしまえばそれまで

ですが、どうもそこには職員のやる気を

引き起こすための「スイッチの押し方」

があるようです。

今日はその「スイッチの押し方」について

自らの体験に基づき、とてもわかりやすく

書かれた記事をご紹介いたします。


※『致知』2016年8月号【最新号】
※特集「思いを伝承する」P48 より





★ 社員のやりがいを育む3つの要素 ★

橋本 明元(王宮 道頓堀ホテル専務)

───────────────────

そのためには大きく3つのことが
大事ではないかなと思いましてね。

一つは自分たちの意見を
聞いてくれる土壌があるかどうか。


当時、ある女性社員から

「女性化粧室に姿見を置いてほしい」

と言われたんですよ。


男性の私からすると、
そんなの要るのかなと
思ったんですけど、買ったんです。

そうしたら、その鏡を誰に
言われることもなく綺麗に
拭くようになったんですよ。

で、同僚や後輩に「これ私の意見やで」
と言っているのを聞いて、
社員さんは自分の意見を聞いてほしい、
会社に貢献したいと思っているんだなと。


それで、改善提案制度を導入し、
目安箱に自由に意見を書いて
放り込めるようにしました。

一切強制はしないのに、
もう改善提案の嵐ですね(笑)。


最近は、改善提案したことに対して
後でいちいち上役の許可を
取るのもどうかなと思って、
一回あたり20万円以内であれば
自由に使っていいことにしています。


──社員に決裁権を与えていると。


いわゆる経営者ですよね。

自分で責任を持って
お金を使うことによって
経営感覚が身につくし、
会社への愛着も湧くと思います。


二つ目が、会社や経営者が
自分のことを大事にしてくれている
という実感があるかどうか。


例えば福利厚生の面では、
病院代は全額無料ですし、
本人だけではなく、
家族にも適用しています。

入院しても手術しても、
会社がすべて負担すると。


それ以外には、
社員さんの誕生日はもちろん、
その配偶者の方の誕生日にも
プレゼントを贈っています。

そこに手紙も添えて、
旦那さんや奥さんの
会社での活躍ぶりを綴り、
それはご家族の支えのおかげですよ、
と心からの感謝を伝える。

そうすると、しんどい時があっても
ご家族が味方になってくれて、
踏ん張れると思うんです。


──社員のみならず、その家族も
  大事にされているのですね。


そして三つ目が使命感。

自分の仕事が社会の役に立っている

実感があるかどうか。
弊社の使命は「世界中の人に日本の文化・おもてなしを

体験 体感していただき
心に残る思い出づくりのお手伝いをします。

そして一人でも多くの方が日本を好きに
なってくれるよう努力します」というものです。
みんなが「日本をすきになってもらうんや」と

イキイキしながらイベントの企画
や運営まですべてをやっています。
社会の役に立つというと、ついボランティアとか

寄付にいきがちですよね。たしかに
それも大事なことで、わたしたちも毎日ホテル周辺の

清掃活動を主体的にやっています。

でもそれ以上に大事なのは普段の仕事そのもの

が社会の役に立っているという実感を

もつことではないでしょうか。

───────────────────

いかがでしょうか。

皆様が職員1人1人に向き合う上での、何かヒントに

になれば幸いでございます。

やりがいを生み出す仕組み
処遇改善加算対応キャリアパス構築コンサルティング

マザーテレサが残した言葉

マザーテレサが残した言葉の中で

有名な言葉をご紹介します。

ご存じの方も多いかもしれません。




「思考に気をつけなさい、

 それはいつか言葉になるから。

 言葉に気をつけなさい、

 それはいつか行動になるから。

 行動に気をつけなさい、

 それはいつか習慣になるから。

 習慣に気をつけなさい、

 それはいつか性格になるから。

 性格に気をつけなさい、

 それはいつか運命になるから」。




この中で私が一番強調したいのが、
「言葉に気をつけなさい、
 それはいつか行動になるから」
ですね。

言葉というのは普段
何気なく使っているものですが、
それだけに気をつけなければいけなくて、

特にマイナスな言葉は
極力使わないようにする。


──マイナスな言葉を使わない。



マイナスな言葉というのは、
それを言った瞬間、最初に傷つくのは
その言葉を発した本人です。

だからマイナスな言葉を
使えば使うほど、その人が
ダメになってしまう。


もちろん、その言葉を聞かされる
人にも影響を及ぼすので、

出来れば、もっとまわりを元気にする

言葉を多く使いたいものですね。

人間力向上研修
福祉人材の人間力向上研修

「人間力向上研修」受講者のアンケートから

「介護人材人間力向上研修」

この研修をスタートしてから早、5年となり、既に、5000名以上の方々に受講を頂いており、研修講師として、私のライフワークになっている研修です。

毎年毎年、研修内容を見直すことで進化・発展させながら、介護の現場で働く職員さんに向けて「エールを贈る」つもりで行っています。

今日は、そんな人間力向上研修の受講生からいただきましたお便りから、とても嬉しくまた感動したものを皆さんにもご紹介させていただきます。

人間力向上研修の受講生からいただきましたお便り

今の会社を辞職しようか考えた時に研修に参加させて頂きました。私は、介護の仕事が大好きです。

しかし人間関係で悩む事が多く、自分自身も嫌でした。

でも研修を受け、私が介護の仕事を始めた頃を思い出しました。

私はデイサービスで7年間利用者の楽しむ姿や喜んでいる姿を見るのがうれしくて、毎日仕事をするのが楽しい日々を送っていました。

同じ目標(利用者に喜んでもらえる事)を持っている仲間とサービス残業をしても、辛いとか嫌だな~と思った事は一度もありませんでした。

たしかに今思い出せばあまり好きではない職員もいましたが、あまり気になりませんでした。自分には目標と仲間がいたからだと思います。

現在は施設で働いていますが、ぐちや不満、マイナス思考と…仕事が好きな事は変わっていませんが、昔の輝いていた自分はどこにいってしまったのか?

研修のディスカッションで「初心忘れるべからず」と言葉が出た時、私はもう一度自分と介護の志事に向き合おうと思いました。

私は明るく、穏やかな自分をもう一度取り戻せそうです。

研修に参加しなかったら、辞職していたかもしれませんね。

きっと私はもう一度輝けると思います。

また嫌いだった自分、変わりたいと思う自分になれるような気がします。

これからの人生、楽しくなれそうです。

2日間本当にありがとうございました。

~2016年埼玉県社会福祉協議会研修受講者から

社会福祉法人勤務 女性介護職員さんからのお便り~でした。

人間力研修とは・・・・・

福祉人材の人間力向上研修

「人を育てる」

みなさん、こんにちは!

今日は、シンクロスイミング監督

の井村雅代さんのインタビューで、

月刊「致知」に掲載された

記事をご紹介いたします。

「介護人材の育成」にも共通する

「叱り方」に関して、とても

示唆に富むお話なので、皆様にも

共有させて頂きます。



井村 雅代
(シンクロナイズドスミング日本代表ヘッドコーチ)

※『致知』2016年12月号
※特集「人を育てる」P14

───────────────────

──五輪で合計13個ものメダルを
  獲得してこられましたが、
  人を育てる秘訣は何ですか。


試合が終わった時に、
やっぱりこの先生に
ついてきてよかったと言わせたい。

いつもそう思いながら指導しています。


この頃は特に、この子たちの
人生の大切なひと時を
預かっているんだと強く
思うようになりました。

自分の導き方一つで
全く違う人生を辿ることになる。

だから一人ひとりの
人生を大事にすること。
それは特に心掛けています。


ですから日々の練習では、
一つでもいいから絶対に
上手にして帰らせよう
という思いで指導するんです。

しんどいだけで
終わらせてはいけない。

何か一つでも進化した
自分を体験させてやろうと。


──選手を叱る際に心掛けて
  おられることはありますか。


叱る裏には責任があります。

それはしっかり自覚しなければいけません。

私もできることなら
褒めて勝たせたいですよ。

でも残念ながら難しい。

褒めたらその子は、
これくらいでいいんだって
思い込んでしまうんです。

NGを出して、もっともっとって
さらに上を求めるのは、
その子の可能性を
信じているからなんです。

この子たち一人ひとりに
ものすごい可能性がある。
私はそう信じているんですよ。


もちろん、たまには褒めたい
って思うこともありますよ。

それでリオ五輪の時、
決勝前の練習でちょっと褒めたら
デレデレ緩んできたんです。

これはあかん! 
と思ってまた叱りましたけど、
最後までそんなことを
繰り返していましたね。

やっぱり人というのは、
追い込まれて追い込まれて、
もっともっとって
求められるところから、
本当の力って
出るんじゃないでしょうかね。


──叱るのも簡単ではありませんが、
  何かコツはありますか。


叱るコツは三つあると私は考えます。

一つは現行犯で叱ること。

二つ目が直す方法を教えること。

三つ目がそれでOKかNGかを
ハッキリ伝えることです。

そこまでやらないなら叱ってはダメ。
それは無責任です。


──選手には嫌われても
  構わないともおっしゃっていますね。


全然構わない。

だから余計に、すべてが終わった後に
「この先生についてきてよかった」
って言わせたいんです。

だってその選手を指導するっていうのは、
これ運命的な出会いですよね。

だからなおさら
「この人に教えてもらってよかった」
と言わせたいんです。

───────────────────


いかがでしたか。

教え子を叱るときでも、常に相手を認め

愛情をもって、本気で叱れば、相手に

それが伝わり、必ず本人の成長につながる

ということなのですね。

ご参考になれば幸いです。







10月16日不平不満をうまない人事評価&法改正最新情報

みなさん、こんにちは!

さて、今日は、10月の弊社主催セミナー

に関するご案内です。

10月セミナータイトル

●介護事業における人事評価制度の効果的活用方法

 ~不平不満を生み出さない 『人事評価』とは~

●2018年法改正に向けた主要な論点


【日時】 10月16日(月)13:30~17:00


【場所】 新宿産業会館 BIZ 新宿 地下鉄西新宿駅下車徒歩5分

【受講料】 4320円/法人(2名まで) 

【申込み、問合せ】
 下記URLからお申込みをお願いいたします。

お問い合わせ

 担当 三村または高橋
 FAX 03-6869-3247 
 メールhayashi591008@gmail.com

「かわさき健幸福寿プロジェクト」


みなさん、こんにちは!

今日、来年の制度改定に向けて

注目されている「自立支援介護」

について、川崎市の事例をご紹介

いたします。


介護サービス利用者の要介護度などが

改善した事業所に報奨金(約5万円程度)

を出し、

介護給付費の伸びを抑えることを目指す、

神奈川県川崎市の

“かわさき健幸福寿プロジェクト”。

第1期(2016年7月~17年6月)においては、

市内の介護サービス事業所の約1割に当たる

246事業所・214名(対象高齢者数)が参加し、

そのうち、延べ87事業所・34人で要介護度の

改善がみられたそうです。

ちなみに第2期は17年7月からスタート。

今月18日時点で313事業所・463人が参加申請
を行っているそうです。

下記をご参照下さいませ。

http://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000077/77282/annaisiryou.pdf

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03-6435-7075(平日9:00~18:00)

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