ブログ
皆さん、こんにちは!!今日は、今月の日経ヘルスケア 5月号に
弊社が掲載されましたので、ご紹介いたします。
5月号の特集は「職員をヤル気にする!
医療介護の人事・賃金戦略」。
4月に取材を受け、介護保険法の改正後の
介護事業所における人事制度・賃金制度
の動向について、お話いたしました。
やはり 今回の改正で、注目されている施策
の一つが 新設された処遇改善加算であることは
皆様 ご承知のとおりです。
今までの処遇改善改善加算とは異なり
キャリアパス要件が 必ず 必要になりました。
そしてそのハードルをクリアできた事業所には
従来の ほほ倍近い、加算金が支給されることに
なっています。
ただ、現状、このキャリアパスを構築し、そして
運用している事業所は 私の知る限り、かなり
少数派のような感じを受けております。
だからこそ、厚労省は、その現実を変える為に
このような、ある意味、「ドラスティック」な施策
に出たものと思われます。
ただ気をつけなければいけないのは、処遇改善加算を
取得することが、キャリアパスの目的ではなく、職員の
モチベーションや「やる気」 につながるような仕組みを
作ることがその目的であるということです。
その目的の結果として、職員の定着向上や離職率の減少
という結果につながってくるものだろうと思います。
つまり、その為には まず 現場での活用が継続的に
行われ、定着できるキャリアパスでなければなりません。
それには、どんな制度にする必要があるのか・・・・
このあたりは、 弊社のセミナーでお伝えしていますので
ご興味のある方は、是非 ご参加いただければと思います。
セミナーは 東京で、毎月開催しております。
この ブログでもまたご紹介いたします。
それでは。
皆さん、こんにちは!
さて、すでにご覧に
なられた方も多いと思いますが
4月30日に発表されました
「介護保険最新情報Vol.470として、
“指定通所介護事業所等の設備を利用し
夜間及び深夜に指定通所介護等以外の
サービスを提供する場合の事業の
人員、設備及び運営に関する指針について”
つまり、
“お泊りデイのガイドライン”
公開されました。
↓
http://www.jcma.or.jp/images/150430kaigohokensaisinjyouhouvol.470.pdf
多くのデイが行っている「お泊りサービス」
それは、言い換えれば ご利用者の方々のニーズ
が大きいサービスとも 言えるわけですが、
一方で、行政はこれに対して 規制強化の方向を
以前から打ち出しており、サービス実施の
ハードルを高く設定する方向にあります。
今後、この「お客様」と「行政側」の
相反したニースに対し
どのように応えていくのか。
いろいろな
知恵を考えていく必要がありそうです。
皆様には、御参考になりそうな事例を通して、
今後も 引き続き ご紹介させて頂きたいと
思っております。
ご期待ください。
みなさん、こんにちは!!
さて、今年度もスタートしています
「人間力向上研修」。
既に多くの施設・事業所にお伺いし
たくさんの職員の方に研修をお届け
しています。
受講生の方々からは、「たくさんの気づきを
いただきました」といった
ご感想を頂き 本当に嬉しく思っています。
その中で、ある特養さんの女性職員の方の
ご感想を紹介いたします。
「何をするにも なにに対してでも、自分自身の
こころひとつ、気持ちや考え方一つで
よくも悪くもなると改めて気づきました。
仕事は「志事」といういい意味の漢字も学べました。
私はこの仕事を「天職」だと思っています。
何か一つでも こんな私でも 誰かが喜んで
くれるなら、誰かの役に立てるなら と思い
たとえ敷く場が変わってもこの仕事を続けて
いけるのは、この仕事が好きで楽しいと
思えるからです。
明日からは 今日感じたことを振り返り、
ご入居者様とどのようにむきあえれば
日々楽しく、笑顔で生活していっていただけるのか
を考えて仕事をしていきたいと思います。
とても学びが深い2時間でした。本当にありがとう
ございました」
この他にも たくさんのご感想を頂いています。
これからも、介護の現場で働く皆さんの、元気と
「やりがい」を持っていただけるような「気づき」
をお伝えしていくことができたら、と思っています。
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん、こんにちは!!
今日は先月下旬に 財務省から
発表された「医療・介護に関する制度改革・効率化の具体案」
についてお知らせいたします。
弊社セミナーでもお知らせしておりますが
最近は、医療・介護の将来像に関して、われわれは
厚労省の見解のみに注目するだけではなく、財務省の考え方や
政府の成長戦略「日本再構戦略」も含めて
十分に注視する必要があります。
なぜなら 今年の介護保険法の改正内容を見れば
お分かりのように、まさにそれらの見解が
法律や制度の改正に色濃く反映されるように
なっているからです。
また
昨年6月24日に、成長戦略「日本再興戦略」改訂2014
~未来への挑戦~」の閣議決定が行われました。
同様に政府は、6月後半には、2015年の成長戦略を
打ち出すことになります。
本年は、先に発表されている通り、経済再生と
財政健全化の同時達成をめざしており
、
歴代総理のようには財政再建の先送りが
出来ない状況にあります。
従って、2020年のプライマリーバランス黒字化目標を
旗印を降ろすことは出来ないと同時に、
国が抱える財政上の国民にとって不幸な
真実を明らかにして、
さらなる消費税増税や各種負担増を要請する事が
避けられない事態が予想されます。
そこで、当然の如く、国民は負担の前に政府の
無駄使いを指摘することになり、その結果、
益々増え続け、最大予算である社会保障費は
予算削減の最優先ターゲットとなると言うわけです。
2015年介護報酬改定で行われたことを踏まえ、
2016年診療報酬改定や医療・介護保険制度改正が絡む
2018年診療・介護報酬同時改定に向けの方向性を
読み解くためにも、
財務省や内閣府の各種レポートにしっかりと目を
通す事をお勧めいたします。
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia270427/01.pdf
特に、レポートのP20~P24までには確実に
目を通しておくことをお勧めいたします。
皆様の事業の今後のご参考になれば幸いです。
皆様、こんにちは!!
最近、はまっている本に
「三方よしの人間学」(PHP出版)
があります。
この本からは、改めて多くの「気づき」を
頂いております。
一遍一遍は非常に短い文章にまとめられて
おりますが、一つ一つの内容に込められて
いる内容は、とても意味深いものになって
おります。
是非、皆様も お時間があれば、一度
読まれてみることをお勧めいたします。
今日は、その著作の中で、印象深かった一つを
ご紹介いたします。
以下は、著作からの引用です。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を良く耳にします。
学力、知力、財力、権力など自分のミツすべての力をつくし
結果については天に任せるという意味です。
結果の良し悪しに関わらず、全力を尽くすのは大変潔い
姿勢といえます。
しかしそこには、「全力を尽くしたのだから
結果どうなっても仕方ない」というあきらめの気持ちもい
含まれているのではないでしょうか。
またどういう目的に対して全力を尽くすのかという視点が、
この言葉には含まれていません。
順序を変えて次のような考え方をしてみては、いかがでしょう。
すなわち、「天命にしたがって全力を尽くす」のです。
与えられた場や機会を自分の天命と受け止めたうえで
、それを最大の目標にすえて、あらゆる手立てを尽くして
実現を目指すということです。
人はそれぞれ人生を歩んでいくうえで、
天から与えられた使命というものがあります。
利己心にとらわれず、無心の状態で、その使命の
実現のために全力を注ぎます。
また目的遂行の過程において、すべてのものを
慈しみ育てようとする、低い、優しい、温かい心
をもって取り組んでいくのです。
天命に従いながら、道徳的な生き方を貫き、
一つ一つの事に全力で当たれば、品性は向上し、
目標も成就するでしょう。
いかがでしょうか。
私がいままで出会った師と仰ぐ方々すべて
この考え方で前進されているように思います。
また一流の経営者もしかりです。
経営者は皆、そこで働く社員とその家族の幸せ背負って
います。
経営者は やはり 結果を出す覚悟が必要なのです。
経営者として 天命を感じ、一瞬たりとも無駄にする
ことなく、考え続け、そして
行動していかなければならない。
また、「想い」を言葉にし、自分を追い込むことで
ひとつひとつ それを実現していく。
これこそが経営者の「誠実さ」でありまた
「ダイナミズム」だと思います。
経営者として、まだまだ至らない自らを振り返り、
一歩でも「師」に近づくことを志として、
日々を前進していかねば、と想いを新たにした
瞬間でした。
何かのご参考になれば 幸いでございます。
みなさん、こんにちは!!
今日は、介護経営情報のページでも
お伝えした、先進介護事業所に学ぶ
と題し、通所介護の事例を皆様に
ご紹介させて頂きます。
以下 ご覧ください。
4月下旬になっても未だQ&Aが出揃わず、事業者のみならず
行政側も大混乱に陥っている2015年4月の介護保険法改正。
先行きに不安を感じ、次のアクションを模索している
介護事業者が大多数存在する中、他方では、既に自社の
あるべき姿・ビジョンを確立し、法改正に翻弄されずに
前進を始めている介護事業者も全国に存在しています。
今回のニュースレターでは、独特のビジネスモデルで
地域や職員からの信頼を獲得し、安定的な成長を遂げている、
北海道のある事業者、A社・S社長の事例をご紹介させて
いただきます。
A社は現在、北海道某地区においてリハビリ型デイサービスを
6施設展開しています(小規模・通常規模)。
同社の発想がユニークな点は幾つも在りますが、
中でも「無理に水平展開せずに、縦に深掘りする」という
コンセプトを明確に打ち出している点に、大変興味を覚えました。
「横へ横へと拡げようとすると、“サービスの質”と
“ヒトの質”との狭間の中で悩みが膨らみ、企業としての
ジレンマに陥ったり、理念を重視した経営が難しく
なってしまいます。
他方、だからと言って同じ規模のまま事業を継続した
としても、職員の処遇改善どころか、ますます厳しい
環境に喘ぐことになる。だから私たちは、展開エリア
を絞り込み、その地域を“深掘り”するという方針
をとっています(S社長)」
では、彼が言う“深掘り”とはどのようなコンセプトなのか?
大別すると、そこには下記の通り、2つの切り口が挙げられます。
●「既存のご利用者の満足を更に高め、リピート及び顧客紹介の促進につなげること」
●「自社の保有するノウハウ(ソフト)を、地域の別の顧客に向けて提供すること」
上記の最初に紐づけたサービスとしては、
例えば、彼らが毎週土曜日(デイサービスの休館日)に
開催している保険外サービス「コアトレ」が挙げられます。
いわゆる、介護保険枠外の自費によるサービス提供なの
ですが、彼らのスタンスが非常に明快なのは、
「介護保険の見込顧客を増やすこと」よりも、
「もっと頻繁に通いたい、とお考えの要支援1
・要支援2のご利用者の方々に、プラスアルファで
通える日を格安で提供したい」と考える、
いわゆる「既存顧客の満足度向上」にウェイトを
置いている点にあります。そのため、
サービス開始当初より営業活動は行わず、
既存のご利用者への声掛けのみで始めたそうなのですが、
今ではご利用者からの口コミで新規顧客(要支援者もいれば、
(旧)2次予防対象者も)が増加し、結果的に、
介護保険サービスの見込顧客群が組成される状態
に至っています。
また、?に紐づけたサービスとして特に興味深いのは、
「ゆめスポ」という子供向けの運動指導サービスです。
ゆめスポでは、デイサービスが終了した夕方~夜の
時間帯に幼稚園から小学生に至るまでの子供を集め、
高齢者に提供している「運動指導」を行っています。
しかも、ゆめスポに通う子供たちに対しては、
小学校まで迎えに行き、終了後、自宅まで送る
送迎サービス付き。加えて、幼稚園や小学校の終業時間は
デイサービスの終了時刻よりも早いので、
一旦、小学校まで迎えに行き、デイサービスの
終了時刻まで別の場所で子供たちを預かった後、
デイサービスに子供たちを連れていってサービス提供を行う、
という、とても丁寧な方法を採っています。
更に、高齢者に対する運動指導で培ったサービスノウハウ
を活かし、3か月に一度の定点調査を実施。
その中で子供の成長を定性・定量の面から評価し、
例えば、「お子さん、3ヵ月前に比べて、走り幅跳びの
記録が50?も伸びましたよ。素晴らしい成長ですね。」
等と報告を入れるそうです。学童保育より遅い時間まで
預かってもらえるだけでなく、子供の運動能力を向上
させてくれている、という意味においても、
子供を持つ親にとってはとてもありがたいサービスだ
といえるのではないでしょうか?
ご紹介させていただいたもの以外にも様々な取り組みを
行う事で、地域を文字通り「縦掘り」しようとしているA社です
が、特に上記2点の活動については、姿勢やコンセプト
という点も含め、多くの介護事業者にとって参考になる
のではないか、と思い、とりあげさせていただきました。
また、同社は同時に、人材に対しても「職員の給与をもっと
上げていきたい」「せめて、子供2人を大学に通わせること
が出来るぐらいの年収が確保できるような仕組みを
構築したい」というこだわりのもと、頑張る社員については
他事業所と比べても高い給与を得る事が出来る報酬制度も
導入しています。そのような法人の姿勢を職員に
明快に打ち出し、実践しているからこそ、
このような保険外サービスの事業もうまく職員に
受け入れられ、サービスとして確立出来ているのでしょう。
「利益を最大化させるために保険外サービスを増やす」
という企業側の論理は勿論、とても重要な視点ですが、
その視点だけで事業拡大を推し進めていけば、
いつか職員が疲弊し、組織にひずみが生じてくる
可能性(リスク)も十二分に考えられます。
そう考えると、保険外サービスをうまく機能させて
いくためには、“顧客”と“職員”の両方の視点から
仕組みを形成することが何より不可欠な要素だと言えそうです。
今後、新たに保険外サービスの展開を検討されている
事業者も数多くいらっしゃるかと思いますが、
是非、このA社の事例から、何かを感じていただければ
と思います。今後、有益な情報・事例が全国から入り
次第、皆様にお届けしてまいります。
皆さん、こんにちは!!
来る5月14日に、東京商工会議所足立支部にて
経営者向けセミナーの講師を務めさせて
頂きます。
テーマは「人材が集まる・人材が育つ企業の
共通点~なぜこの会社に応募者が多いのか」
皆様のご参加をお待ちしております。
以下は セミナーのご案内です。
人材確保と人材の育成は多くの中小・零細企業の経営者にとって頭の
痛い問題です。本セミナーでは、具体的な事例を通じ人材が集まる
中小企業の特徴を分かりやすくお伝えいたします。
また最近の中小企業政策などに関連した補助金・助成金についても
情報提供をさせて頂きます。
日 時 平成27年5月14日(木)午後1時30分~3時30分
内 容:
● 人手不足時代の到来
● 変わり始めた企業選びのモノサシ
● 人材が集まる企業の特徴(事例紹介)
● 最近の中小企業施策と補助金・助成金の紹介
会 場 あだち産業センター3階「交流室」
(足立区千住1-5-7 /北千住駅西口より徒歩7分)
参加費: 無料
対 象:経営者・経営幹部・後継者・創業予定者40名(先着順)
申込方法: ○下記の申込書にご記入の上、
FAX送信(03-3882-9574)してください。
お問合せ: 東京商工会議所 足立支部(担当:名取)
? 03-3881-9200 足立区千住1-5-7
あだち産業センター4階
みなさん、こんにちは!!
さて、標記の件、報酬改定のQ&A(第二弾)が
ようやく発表されました。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000084502.pdf
取り急ぎ のご連絡です。
ご確認ください。
みなさん、こんにちは!!
今日は、5月に開催されます
セミナーのご案内です。
先月多くの皆様に大変ご好評
を頂きました「キャリアパスの
作り方」。5月の開催も残席後
3名ではございますが、弊社ブログ
を見て頂いている方限定で、募集
いたします。
【タイトル】
激変!介護保険制度改定の解説と
新設・処遇改善加算に対応する
キャリアパス・人事評価制度の作り方
【概要】
既に発表された介護保険報酬改定はマイナス4.48%
(中重度者対応、処遇改善加算を含めマイナス2.27%)。
4月からの介護報酬改定のなかで、特に注目されているのが
介護職員処遇改善加算の新設基準で、従来の加算に加え、
平均で+1.65%(月額12000円相当)がプラスされることが
発表されています。この新設加算を獲得できる否かで、
職員の処遇は大きく異なり、職員採用にも影響を及ぼす
ものになることは必至です。今回のセミナーでは新設される
処遇改善加算の要件と、それに必要となるキャリアパスの
作り方についてわかりやすく事例で説明し、また、それを
作成する上で活用できる助成金もご紹介いたします。
【お話しするポイント】
【第一部:介護保険制度改正の解説】
・法改正に隠された「国」の意図とは
・デイ報酬の行方と小規模型の今後の対応
・新しく始まる「日常生活支援総合事業」とは
・介護保険制度改正最新情報解説
【第二部:新設・処遇改善加算に対応する
キャリアパス・人事評価の作り方】
・なぜ、国はキャリアパスを求めるのか、その狙いとは
・キャリア段位制度を活用した評価制度
・介護人材育成のための人事評価とは(事例紹介)
・処遇改善加算を活用した賃金制度の実際(事例紹介)
・助成金を活用し、キャリアパスを作る!
【日程 開催要領】
● 5月開催
5月21日(木)
●時間13:30~16:30
(受付 13:15)
●セミナー会場
新宿区産業会館(BIZ新宿)
新宿区西新宿6丁目8番2号
JR新宿駅 徒歩10分
●受講料
4320円(税込)/人
●定員
15人
満席になり次第締め切り
【お申込み】
出席希望日、法人名、ご出席者の氏名と役職
ご連絡先の電話番号とFAX番号
、メールアドレスをご記入の上、メール
にてご連絡ください。
メールアドレス:mh591008@crest.ocn.ne.jp
「心が技術を越えない限り、
その技術は生かされない」
この理念のもとに、営業マン育成の勉強会
「永業塾」を全国8か所で開催し、
数多くの人材を輩出している中村信仁さん。
かつて高卒で日本ブリタニカに飛び込み、
いきなり最年少で世界3位の実績を挙げました。
みなさん、こんにちは」!!
今回も、致知出版の中から
心に響いた記事を皆さんにも
お伝えさせていただきたいと
思います。
「結果に迎えに来てもらえる人とそうでない人の差」とは――。
┌───────今日の注目の人─────────┐
「結果に迎えに来てもらえる人」
中村信仁(アイスブレイク社長)
※『致知』2014年12月号
特集「発想力」より
└───────────────────────┘
――若い方々には仕事や人生の心構えを
どう説いておられますか。
若い人は、もっと自分を生かせる場所があるはずだとか、
もっと自分のことを分かってくれる人がいるはずだと考えがちです。
でも、どんなにつまらなかろうと、厳しかろうと、
結局いまやっている仕事が実は天職なんです。
――いまやっている仕事が天職。
そう思えるかどうかの違いだと思うんです。
そしてその仕事をとことんやり遂げた時に、
次のさらなる天職が迎えに来るんです。
私もそうだったんですが、
若い時って自分から何かを掴みにいこうとしがちですけど、
そうやって掴めたものってほとんどないんです。
逆に、いまやっていることを一所懸命やっているうちに、
気がついたら次のステージに上がっていることのほうが圧倒的に多い。
それを教えてくださったのが、
私がいま師事しているラジオ話芸人の日高晤郎さんです。
元大映の俳優さんですが、
オーディションを受けて落ちた役者は、
「あの監督は俺のことを分かってない」
って必ず言うんだよなとおっしゃるんです。
でも違うんだよ。
役がそいつを迎えに来てないんだよって。
――実に含蓄溢れるお話です。
やっぱり結果に迎えに来てもらえる人に
ならなきゃダメだと思うんですよ。
そのためには礼の心が大事で、
自分の力で何でもできると勘違いしている人は、
結果を出せないと思うんです。
そういう意味で私は、営業に売る技術は存在するが、
心が技術を越えない限り、その技術は生かされないと
申し上げているんです。
――心が技術を越えなければならないと。
もちろん技術は大事です。
ラーメンをつくる技術のない人に
ラーメン屋はできませんからね。
でも、いくら技術があっても心がなければ、
つまり人柄や人間性を磨いていなければ、
あの人のラーメンは食べたくないとなる。
ですから技術は必要ですが、その技術を生かすには、
心が技術を越えていなければダメだと思うんです。
――仕事はそういう発想で取り組むことが大事なのですね。
そうですね。営業でも何でも、
どのスタート地点から物事を発想するか。
発想力ってスタートだと思うんです。
└───────────────────────┘
いかがでしょうか。
「天職」について、そして「心」について
考えさせられる内容ですよね。
やはり技術(介護技術)も大切ですが
それと同じくらい人 としての「人間力」
もまたとても大切にしていきたいですね。
⇒福祉人材の人間力向上研修