介護人間力研修

人間力向上研修@東京中野

みなさん、こんにちは!!

今月の20日は東京中野区主催の

中堅介護職の方々に向けた研修

で、人間力向上研修中級編を

行いました。

 当日は 中野区の施設や事業所に

働く、主任さん、サービス

提供責任者さん、他のリーダーさんら

中堅職員の方々が

約80名お集まりいただきました。

2時間という限られた時間で

どこまでお伝えできるのか、

不安を感じながらのスタートでしたが

終了後の皆さんのお顔を拝見しますと

お伝えしたいことは、伝わったかな

と感じています。自己満足かもしれ

ませんが(笑)。

次回は、施設長、管理者の方々にお集まり

頂く、「人間力向上研修(上級者編)」

を9月下旬に、また中野区役所にて

開催いたします。

さて、管理者の方々に2時間で何を

お伝えするか・・・・

今 考え中です。


それでは。

「自分が変われば人は変わる」

みなさん、こんにちは!

今日のブログタイトルは

「自分が変われば人は変わる」。

人間力向上研修でも必ず、皆さんに

お伝えしている内容です。

いつもご紹介している雑誌「致知」

に、このテーマで書かれた

インタビュー記事が

ございましたので、皆様にも

ご紹介したいと思います。

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北海道札幌市内で創業50年を超える
美容室を経営してこられた宇山照江さん。

そんな宇山さんが苦心の中から
掴まれた人を育てる指針とは――。



     「自分が変われば人は変わる」

       宇山照江氏(ウマヤ会長)
  
     ※『致知』2015年9月号
     連載「第一線で活躍する女性」より


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――ご自身の支えになったものは何ですか。


やっぱり信念というか、
せっかく夫や義父に無理を聞いてもらって出した
お店を絶対に閉められないという思いですよね。

それと母が田舎で農業をしていたので、
早く楽にしてあげたかったんです。

あるお取引業者さんから、職業婦人は、
家庭をさておいて仕事ばかりに
熱を上げるというのでは成功者とは言えないんだよ、
と言われたこともいつも頭にありましたね。


――美容室の運営で辛かったことはありますか。


スタッフの教育がやっぱり大変でしたね。

素直な子もいれば、なかなか言うことを
聞いてくれない子もいる。

親御さんが文句を言ってこられることもあって、
もういろいろですから。一つ屋根の下で、
24時間一緒の暮らしだったので、
息を抜く場所も時間もなくて、
ストレスから膀胱炎になって、
血尿に10年間苦しみました。


――どのように乗り越えてこられましたか。


美容専門の経営コンサルタントの
大津栄五郎先生のご指導を
受けるようになったのが転機になりました。


先生から、
人を変えることはできない。
だけど、自分が変われば人は変わるって習ったんです。



ああ、なるほどと思って、
それから自分を変える努力をするわけです。


――具体的にどんなことを心掛けられたのですか。


例えば、スタッフが挨拶しなくても、
こちらから「お早うございます」と挨拶し続けると、
ちゃんと返してくれるようになる。

集金の人に「ご苦労様」ってお茶をお出ししていると、
スタッフも率先してやってくれるようになる。


あぁ、自分が変われば人は変わるというのは、
こういうことなんだなぁと実感しましたね。

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いかがでしょうか?

よく「変えることができるのは、自分と未来だけ。

過去と他人を変えることはできない」といいます。

自分が変わることで、相手が変わる。

この「鏡の法則」を是非、皆様にも

実感として感じて頂きたいと思います。



感動の涙で心を潤す

みなさん、こんにちは!

今日はタイトルどおり感動で心がいっぱいになる

お話(実話)をご紹介したいと思います。



└──────────────────────────┘




「こどもの人格を重んじ、

 こどもの幸福をはかるとともに、

 母に感謝する」とされています。


いまから40年前、

15歳という若さで亡くなった

山田康文くん、通称やっちゃん。


重度の脳性マヒで、全身が不自由、

口も利けないやっちゃんが

作った一篇の詩があります。


その詩が教えてくれるものは実に重く、そして深い――。




        感動の涙で心を潤す
    「やっちゃんの詩」が教えてくれるもの

    
      ※『致知』2004年1月号
        特集「人生のテーマ」より
 

└──────────────────────────┘

忘れられない詩がある。


15歳の重度脳性マヒの少年が、
その短い生涯の中でたった一篇、
命を絞るようにして書き残した詩である。

 
  ごめんなさいね おかあさん

  ごめんなさいね おかあさん

  ぼくが生まれて ごめんなさい

  ぼくを背負う かあさんの

  細いうなじに ぼくはいう

  ぼくさえ 生まれなかったら

  かあさんの しらがもなかったろうね

  大きくなった このぼくを

  背負って歩く 悲しさも

 「かたわな子だね」とふりかえる

  つめたい視線に 泣くことも

  ぼくさえ 生まれなかったら

 
  ありがとう おかあさん

  ありがとう おかあさん

  おかあさんが いるかぎり

  ぼくは生きていくのです

  脳性マヒを 生きていく

  やさしさこそが 大切で

  悲しさこそが 美しい

  そんな 人の生き方を

  教えてくれた おかあさん

  おかあさん

  あなたがそこに いるかぎり
 

『致知』2002年9月号で
向野幾世さんが紹介した詩である。


作者は山田康文くん。


生まれた時から全身が不自由、口も利けない。
通称やっちゃん。


そのやっちゃんを養護学校の先生であった向野さんが抱きしめ、
彼の言葉を全身で聞く。


向野さんがいう言葉がやっちゃんのいいたい言葉だったら、
やっちゃんがウインクでイエスのサイン。
ノーの時は舌を出す。


気の遠くなるような作業を経て、
この詩は生まれた。


そしてその2か月後、少年は亡くなった。


自分を生み育ててくれた母親に報いたい。
その思いがこの少年の人生のテーマだったといえる。


短い生涯ながら少年は見事にそのテーマを生ききり、
それを一篇の詩に結晶させて、逝った。


生前、ひと言の言葉も発し得なかった少年が、
生涯を懸けてうたいあげた命の絶唱。


この詩が私たちに突きつけてくるものは重い。
 

「他喜力」

みなさん、こんにちは!!

さて今日は、今全国で

どんどん広がっている

「人間力向上研修」についての

お話です。

いつも人間力向上研修では

福祉の心としていくつかの

大切な心をお伝えしていますが

その中で「利他のこころ」があります。

それは「他人を喜ばすことで

自分にその喜びが戻ってくる、

すると自分自身が豊かになり

幸せになる」というものです。

 研修では、次の一節を

ご紹介しています。

【他喜力銀行にこそ預金しよう】

人さまが銀行だとしたら、惜しむことなく

人を喜ばせることをしている人というのは、

「他喜力」というお金を、銀行にたくさん

 預金している人だと言えます。

 今朝は母親にこのくらいの他喜力を入金して

、仕事ではお客様に他喜力を入金、

 そして夜はコンビニであった店員さんに

 他喜力を入金する、という毎日を送っていると、

 そうやって貯金をした他喜力には、必ず金利

 がついて返ってきます。

 一方、手間のかかることをして人を喜ばせたり、

 何かを差し上げたりすることは損だと認識する人は、

 「他喜力」を経費として考え、どんどんその

 ムダをカットしていこうとするものです。

 どうしてもカットできない部分だけは残しますが、

 その部分はほとんど義務感で行っていたりするので、

 さほど心がこもっていません。
 
 また中には、自分から与えようとせず、うまいこと

 を言って他者から奪ってばかりの人もいますが、

 銀行の預金はゼロどころかマイナスになり、負債返済

 に四苦八苦するような事態を招いたりすることもあります。

 不祥事がバレテ謝罪会見をしているような人は、

 まさにその極端な例です。
 
 我欲のままに生きていくことは、一見得なようですが、

 その実、天につばを吐いたように

 
返ってくるものなのです。

(西田文郎 「他喜力」より)

いかがでしょうか?

何かの「気づき」を得て頂けると

幸いです。

それではまた人間力研修で。

福祉人材の人間力向上研修

人間力向上研修@平塚 2015年6月

みなさん、こんにちは!!

今日は、先週に平塚のある社会福祉法人

で行った人間力向上研修をご紹介

致します。

 この法人では、理事長が自らの経営方針

として、職員の「人間力」をとても大切

にする理念をお持ちであり、日頃から

職員をとても大切にする経営を実践されて

います。もちろん、理事長以下、施設長

管理者の方々を含めて、理事長の理念を

着実に実践されています。

 そんな法人なので、当然ながら、研修への

取り組み姿勢が、講師である私にも

「ヒシヒシ」と伝わってきます。本当に

みなさんが一生懸命です。

先日終了した第4回目の研修の受講後レポート

の一部をご紹介いたします。

【日頃、入居者様に何気なくしていること

で、「ありがとう」といってもらえているのは

なぜだろう?当たり前のことをして、当たり前の

ことを言っているだけなのにと思っていた。

この研修を受けて、入居者様は、常に感謝して

くれているんだと、改めて気づきました。

こちらこそ、「ありがとうございます」と伝えたいし

もっとたくさん言葉(形)にしなくては、と思いました。

また、家族にも手伝ってもらって当たり前と思うのではなく

「ありがとう」と常に感謝の気持ちを伝えていこうと

思った。そして、私を生んで育ててくれた父母にも感謝

し、その気持ちを素直に伝えようと思った。

そして 職場のみんなにも感謝の気持ちを、積極的に

また勇気をもって伝えていくことにしたいと思う。】


この受講生の方は、毎週の「宿題」となる課題の

実践について、とても几帳面に実践されている方

です。このように「気づき」に「実践」が伴うことで

必ず、人間力の向上につながり、その結果、自分自身が

豊かになり、幸せを感じることが出来るものと

思っています。

これからも、引き続き、その状況を見守っていきたい

と思っています。

一緒に 頑張りましょう。

人間力向上研修@東京中野区



みなさん、こんにちは!

先週金曜日は、中野区の介護保険課

が主催する介護職員研修の講師

を務めさせていただきました。

区からのご要望は、介護の初任者

向けに「人間力向上研修」を行って

ほしいというもので、今回は

東京中野区の介護事業所

で勤務する職員の方々が約70人に

お集まりいただきました。

 みなさん大変熱心に、研修を

受講されていました。

ある受講生の方は、「今日の研修を

受けて涙が止まりませんでした。

自分の事を振り返り、多くのことに

気付かされました」とのご感想

を頂きました。

次回の8月は、中級者向けの「人間力向上

研修」そして9月は管理者向けの「人間力

向上研修が続きます。

中野区の皆様、是非ともご参加ください。

お待ちいたしております。

無料です(笑)

福祉人材の人間力向上研修

今年の人間力向上研修レポート

みなさん、こんにちは!!

 昨日、埼玉県のある特別養護老人ホームにて

人間力向上研修を行ってきました。今年度

初めての最終回の講義でした。

 今回の施設の最終回は、私自身とても

印象深く、また思い出に残る感動の

最終回になりました。

受講生のみなさんの想いがとても深く、

また 多くの素晴らしい「気づき」を

感じていただいた、そんな研修でした。

 感動のフィナーレの後、私が

教室を後にしようとしたところ

全員が出口のところで待っていて

くださり、全員と「ハイタッチ」

をさせて頂きました。本当に嬉しかった

瞬間でした。

これからも辛いことはあるだろうけど

「前向きに」「明るく」「笑顔」を忘れず

頑張りまーす、と全員が言ってくれているような

そんな気が致しました。



今回の研修を受講されたあるリーダー職員の方が

書いてくれた感想をご紹介いたします。

【利用者様の笑顔を見ていると「楽しいから笑うので

 なく、笑うから楽しくなる」そう思います。

 目の前の仕事がいっぱいで、心が穏やかでなくても

 癒される瞬間があります。

 これまでの人生で苦労がたくさんあっただろうな

 戦争も経験され、様々なドラマや何気ない日常が

 お一人お1人にあるのだと感じます。

 重厚なストーリーがあって、その最終章のステージ

 で 楽しくて幸せな時間をたくさん作って差し上げたい。

 そんな敬愛の想いでケアをしていきたいと思います。

 「ありがとう」といわれるように!】


 素晴らしい職員と素晴らしいケアで、最高の

 施設を作っていただきたいと思います。

 ⇒福祉人材の人間力向上研修

「気づき」の研修

みなさん、こんにちは!!

さて、今、多くの施設で行っている

介護人間力向上研修は社員の「こころ」

を育てる研修の一つです。

研修では「報恩感謝のこころ」

「自喜喜他のこころ」

「自己反省のこころ」

それぞれの「心」が、どんな意味を持っており

そして、人が暮らしていくうえで、いかに

その「心」が大切であるかを、ご自身で

「気づいて」頂く研修にしています。


ところで、さてみなさん、

社員の「こころ」を育てる研修として、

他にも とてもユニークな

研修を行っている会社をご存知ですか?

それは、高知県にある、ネッツトヨタ南国株式会社

が行っている、

“バリアフリーお遍路の旅”

です。

(有名な研修なので、ご存知の方も中には
いらっしゃるかもしれませんね)

社員の採用・育成に様々なこだわりを持つ

同社ですが、中でも教育研修として

“一風変わっている”と評判なのは、

新入社員研修の締めとして、4泊5日で

行われるこの企画です。

これは、新入社員が全国の視覚等に障がい

を持たれている方とペアを組み、

四国八十八箇所霊場を案内してまわる、

というものです。

通常、

若い新入社員の方々は、

目の不自由な方や車イスの方、

ご高齢の方々と一緒に生活する機会

などほとんどなく、

最初は戸惑いが隠せないそうです。
(当然ですよね)

そんな中、

とにかく一生懸命になって、ケガのない

ように、手取り足取りお世話をしようと

するのですが、同行される方々は決して

そうしたことを求めている訳ではありません。

「自分はこの目で何十年も生きてきました。

目が見えなくなったときには本当に辛かった。

生きることが苦しくて、

毎日を過ごすのがやっとだった。

だけど、そんな中だからこそ生まれた

家族との絆もあった。

応援してくれる人との出会いもあった。

そして時には、目が見えなことに感謝出来る

気持にすらなることもできた。

一生懸命、気遣ってくれて本当にありがとう。

でも、私にあれもこれもとしなくていいんですよ。

あなたが、私が不自由そうだな、と感じることが

あれば、そのことだけ、少しだけ力を貸してくれればいい

んですよ。。。」

旅行の道中、お風呂で背中を流したり、

寝る前にお話をする中で、

時にはそんなお話をしていただける障がいの

方もいらっしゃったりするそうです。

この、貴重な体験を終えた新入社員たちは、

「バリアフリーという言葉の意味が理解

できました。

相手の方が求めていることは何か。

それを感じ取り、実践する為には、

先入観・固定概念という、

自分自身の心のバリアを捨てることが

大切だと気付きました。

これから真心でお客様や仲間、

家族と触れ合い、生きていこうと

思います。」

と涙を流しながら、

研修で感じた事を報告してくるそうです。

これらを体験した新入社員、

人間としてひとまわりもふたまわりも

成長することは言うまでもありません。

さて、このアイデア、

何か我々の業界にも活かすことが出来る

のではないでしょうか?

介護職にとって、

介護技術を磨くことと同様、

或いはそれ以上に、

“心”

を耕すことが不可欠であることは

言うまでもありません。

是非、この話のエッセンスを取り込み、

どんな工夫が出来るか、

具体的に考えてみてもいいかも

しれませんね。

福祉人材の人間力向上研修

「人生とは心の反映である」

みなさん、こんにちは!!


今日は、最近、とても感銘を受けた
稲盛和夫氏の著作「人生とはこころの

反映である」をご紹介させていただます。

人は誰でも成功したいと思っている。

そのためには、たった一つ大切に

しなければならないものがある。

それは「心を整える」こと。

そして、それは一度整えれば終わりではなく

毎日、整える習慣を持たねばならない

と言われます。

大切にしている庭に、雑草が生えるように

心にも毎日、いろいろな「こころ」が生まれる。

それを自ら 自分で浄化していく習慣が必要。

あたかも庭を耕すように、心の中にもたげる、

「悪しき思い」という雑草を取り除き、

「善き思い」という種を蒔き、

それを大切に育み続けることが大切だと。

そして、こころを「知的に耕す」とは、

理性をもって自分自身に、

「そうあれ」と繰り返し言い聞かせることです。


それが出来る人とそうでない人は、結果として

人生が大きく変わってくると言われています。




     「人生とは心の反映である」


  稲盛和夫(京セラ名誉会長/日本航空名誉会長)  
         
      
  ※特典書籍『「成功」と「失敗」の法則』より

└───────────────────────┘

輝くような大成功を収め、
「あんなに幸せな人はいない」と人々の羨望を集めていた人が、
いつのまにか没落を遂げていく――


近年、そのようなことに
接することが数多くあります。


私は、そのたびに心を痛めると同時に、


「なぜ、いったん成功を手にしながら、
 それが持続しないのか」


ということを考えることがよくあります。
 

人は往々にして、たくさんの人々の支援を得て
成功を収めたにもかかわらず、
その原因を自分に能力があるからだと考え、
次第にその成果もすべて独り占めしたいと思うようになります。


このように、自分でも気づかないうちに、
少しずつ傲慢になっていくことで、
次第に周囲の協力が得られなくなります。
 

また、人は成功を収めても満足することなく、


「もっと有名になりたい」
「もっとお金持ちになりたい」と、


欲望を際限なくふくらませてしまいがちです。


そのようにして、生きていく上で最も大切な
「足るを知る」ということや謙虚さを忘れてしまうことから、
その成功が長続きしないのです。
 

私は、この宇宙には、すべての生きとし生けるものを、
善き方向に活かそうとする「宇宙の意志」が流れていると考えています。


その善き方向に心を向けて、ただひたむきに努力を重ねていけば、
必ず素晴らしい未来へと導かれていくようになっていると思うのです。
 

一方、足ることを忘れ、謙虚さを失い、
ただ「自分だけよければいい」というような利己的な思いを抱き、
自分勝手に行動するなら、宇宙の意志に逆行し、
一度成功したとしても、それが長続きしないのです。
 

そうであるなら、私たちは心の中に頭をもたげる
利己的な思いをできる限り抑えるように努め、
他に善かれと願う「利他」の思いが少しでも多く湧き出るように
していかなければなりません。
 

例えば、他人の幸せを妬ましく思う心を抑え、
一緒に喜んであげる、


また他人の悲しみを自分のことのように嘆き、
励ましてあげる、


さらには他人への怒りを抑え、
優しい思いやりの心で接する、というように、
「心を整える」ことに努めるのです。


ジェームズ・アレンは、その著書の中で、
「心を整える」ということを、次のように表現しています。
 

「人間の心は庭のようなものです。
 それは知的に耕されることもあれば、
 野放しにされることもありますが、
 そこからは、どちらの場合にも必ず何かが生えてきます。

 もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったなら、
 そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、
 雑草のみが生い茂ることになります。

 すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、
 美しい草花の種を蒔き、それを育みつづけます」
 

「私たちも、もしすばらしい人生を生きたいのなら、
 自分の心の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、
 そのあとに清らかな正しい思いを植えつけ、
 それを育みつづけなくてはなりません」
 

素晴らしい人生を送りたいと思うなら、
あたかも庭を耕すように、心の中にもたげる、
「悪しき思い」という雑草を取り除き、
「善き思い」という種を蒔き、
それを大切に育み続けることが大切だと、
アレンは述べています。


「知的に耕す」とは、理性をもって自分自身に、
「そうあれ」と繰り返し言い聞かせることです。
 

このようにして心を整えていくことで、
ともすれば私たちの心の中にもたげる、
欲にまみれた心、憎しみにまみれた心、怒りに満ちた心を取り除き、
慈悲の心、愛の心といった美しい「花」を咲かせることができるのです。
 

この「心を整える」ということは、
一見仕事や人生とは関係がないことであるかのように思いがちです。


決して、そうではありません。


仕事の成果も、人生の業績もすべて、
その人の心のまま現れてくるものです。


ならば、素晴らしい人生を送るための生き方も、
立派な業績をあげるための方法も、決して複雑なわけではありません。
 

成功を収めても、謙虚さを忘れず、足ることを知り、
すべてのことに感謝し続けること、


一方、不運に出遭っても、それを素直に受け入れ、
前向きな生き方を続けること、


そのようにして素晴らしい人格を身につけるよう、
常に心を整え、心を高める努力を倦まず弛まず
重ねていきさえすればいいのです。
 

私は、そのような一人ひとりの不断の努力こそが、
よい社会を実現する、唯一の方法であることを信じています。

人間力向上研修@埼玉

みなさん、こんにちは!

さて ご存じの人間力向上研修

を毎週のように各施設さんに

お伺いし、講師をさせて

頂いております。


研修では 

「笑い」 「驚き」「感動」 そして

「気づき」を多くの受講生に体験

頂いております。

今日は先週末に行った ある埼玉県の

特別養護老人ホームでの受講生の

アンケートからご紹介いたします。


【ありがとうという言葉の

 意味など考えたことも

 なかったが、とても
 
 深い意味があり、またとても

 影響力のある言葉であることが

 分かりました。また、

 ありがとうの反対語は

 「当たり前」と知り妙に

 納得しました。

 
  また、周囲の協力があってはじめて

  仕事を円滑にできるのてすが、
  
  現実はなかなか難しいことです。
 
  些細なことにも感謝してありがとう

 
  の言葉を沢山使っていきたい。

  また、利用者様が何を求めて

 いるかを読み取れるように

 日頃の接し方考え、ご利用者の

 ご希望を叶えられるような介護を

 していきたい。】


 感謝の心は、やはり「介護のこころ」

 の原点です。

 大事にしていきたいものです。

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