介護人間力研修

「幸福に生きる秘訣」

みなさん、こんにちは!!


今日は心に残ったあるエッセーを

みなさんに ご紹介いたします。

人間力向上研修でもお伝えして

いるテーマで「幸福に生きるには」。

そしてその為の「こころの持ち方」

の一つに、「相手の自分に対する

態度は、自分の相手に対する態度の

写し鏡である」ということ。

今回ご紹介するエッセーは、それを

世に伝えているある心理学者のお話です。


┌─────────今日の注目の人───────────┐


 「外にあるものは、すべて自分の世界を映し出す鏡である」
         

   鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)

     
       ※『致知』2015年4月号
        連載「人生を照らす言葉」より
 

└───────────────────────────┘

あるアメリカの有名な心理学者がこう説いています。


「外にあるものは、すべて自分の世界を映し出す鏡である」


人は理不尽な体験をすると、他人を責めたり、
周囲の環境に不満を抱いたりしがちです。


しかしそれらは皆、自分の心の反映にすぎず、
不満の矛先を他人や環境に向けることは
見当違いだというわけです。


これはまさしく人生の真理だと私も思います。


このアメリカの心理学者は、
かつてある人の言動に対して強い怒りを覚えました。


気持ちを抑えきれずに尊敬する先生に電話をし、
自分が怒りを抱いている人物についての
あらゆる罵詈雑言を並べ立てました。


ところがその先生は、彼の話に対して
ひと言も言葉を発することなく、
長い沈黙を保った末にとうとう電話を切ってしまいました。


収まりのつかない心理学者は、
先生の妻にも電話をし、再び悪口を並べ立てました。


すると彼女も先程の先生と同様、
何も言わずに彼の話を聞き、
さらに長い沈黙を続けたのです。


心理学者はその沈黙の最中にハッと気づきました。


いま自分が並べ立てた悪口は、
すべて自分の中に存在する性質だということを。


以来彼は、


「外にあるものは、すべて自分の世界を映し出す鏡である」


という真理を、多くの人に説き続けてきたのでした。


何か嫌な出来事が起きた時には、
それは自分の内なる世界の調子が狂っているということ。


嫌な出来事は、それを気づかせようとする
天からのメッセージであると受け止めていただきたいと思います。


明治、大正期に牧師を務めながら創作活動を続けた
詩人・童話作家の山村暮鳥は、
この心理学者の言葉を踏まえていえば、
自分の内なる世界をきちんと整えることを
一番の中心軸に置いて生きた人といえます。


常に自分をしっかり見つめ、困難に遭っても
責任を外に転嫁したり、逆に自分自身を責めたりすることなく、
現実を受け入れながら、思うにまかせない人生を
よりよく生きるにはどうしたらいいかと考え続けた人でした。


そうした思いが溢れ出て形になったものが
暮鳥の詩なのです。

└───────────────────────────┘
いかがでしょうか。

好ましくない出来事が起こった時に、それを

他責にするのか、自責と捉えるのか、その意識の

違いで、その後の生き方が大きく変わってくる。

自己反省の気持ちをもって、前向きに

生きていくことが、「幸福に生きる秘訣」と

言えるのではないでしょうか。

福祉人材の人間力向上研修

「こころを育てる」



みなさん、こんにちは!!

さて、今、多くの施設で行っている

介護人間力向上研修は社員の「こころ」

を育てる研修の一つです。

研修では「報恩感謝のこころ」

「自喜喜他のこころ」

「自己反省のこころ」

それぞれの「心」が、どんな意味を持っており

そして、人が暮らしていくうえで、いかに

その「心」が大切であるかを、ご自身で

「気づいて」頂く研修にしています。


ところで、さてみなさん、

社員の「こころ」を育てる研修として、

他にも とてもユニークな

研修を行っている会社をご存知ですか?

それは、高知県にある、ネッツトヨタ南国株式会社

が行っている、

“バリアフリーお遍路の旅”

です。

(有名な研修なので、ご存知の方も中には
いらっしゃるかもしれませんね)

社員の採用・育成に様々なこだわりを持つ

同社ですが、中でも教育研修として

“一風変わっている”と評判なのは、

新入社員研修の締めとして、4泊5日で

行われるこの企画です。

これは、新入社員が全国の視覚等に障がい

を持たれている方とペアを組み、

四国八十八箇所霊場を案内してまわる、

というものです。

通常、

若い新入社員の方々は、

目の不自由な方や車イスの方、

ご高齢の方々と一緒に生活する機会

などほとんどなく、

最初は戸惑いが隠せないそうです。
(当然ですよね)

そんな中、

とにかく一生懸命になって、ケガのない

ように、手取り足取りお世話をしようと

するのですが、同行される方々は決して

そうしたことを求めている訳ではありません。

「自分はこの目で何十年も生きてきました。

目が見えなくなったときには本当に辛かった。

生きることが苦しくて、

毎日を過ごすのがやっとだった。

だけど、そんな中だからこそ生まれた

家族との絆もあった。

応援してくれる人との出会いもあった。

そして時には、目が見えなことに感謝出来る

気持にすらなることもできた。

一生懸命、気遣ってくれて本当にありがとう。

でも、私にあれもこれもとしなくていいんですよ。

あなたが、私が不自由そうだな、と感じることが

あれば、そのことだけ、少しだけ力を貸してくれればいい

んですよ。。。」

旅行の道中、お風呂で背中を流したり、

寝る前にお話をする中で、

時にはそんなお話をしていただける障がいの

方もいらっしゃったりするそうです。

この、貴重な体験を終えた新入社員たちは、

「バリアフリーという言葉の意味が理解

できました。

相手の方が求めていることは何か。

それを感じ取り、実践する為には、

先入観・固定概念という、

自分自身の心のバリアを捨てることが

大切だと気付きました。

これから真心でお客様や仲間、

家族と触れ合い、生きていこうと

思います。」

と涙を流しながら、

研修で感じた事を報告してくるそうです。

これらを体験した新入社員、

人間としてひとまわりもふたまわりも

成長することは言うまでもありません。

さて、このアイデア、

何か我々の業界にも活かすことが出来る

のではないでしょうか?

介護職にとって、

介護技術を磨くことと同様、

或いはそれ以上に、

“心”

を耕すことが不可欠であることは

言うまでもありません。

是非、この話のエッセンスを取り込み、

どんな工夫が出来るか、

具体的に考えてみてもいいかも

しれませんね。

福祉人材の人間力向上研修

心づかい、気遣いが人を幸せにする

みなさんこんにちは!!

今日は、小さな思いやりや気遣いが

ひとを幸せにするエピソードを皆さんに

ご紹介させていただきたいと思います。



「乗ることが幸せになるタクシー会社」

そのお婆ちゃんは、左足が不自由で

自分で動かすことができませんでした。

それでも毎日、病院に行かなければなりません。

家からタクシーを利用するのですが、

お婆ちゃんはタクシーに乗るのがとても嫌でした。

タクシーに乗る時。

お婆ちゃんは杖をつき、まず右足で乗りこみ、

次に不自由な左足を手で支えて・・・。

どうしても時間がかかってしまうのです。


何故、嫌になるのかというと、

タクシーの人が苛立っているのがわかるから・・

ひどい人になると

「早くしろよ」と、舌打ちをする人もいて、

毎朝、お婆ちゃんは

「今日はちゃんと乗ろう」と気合いを

入れなければならなかったそうです。

そんなお婆ちゃんが病院でその話をしていると、

その人があるタクシー会社を紹介してくれました。

タクシーに嫌気がさしていたお婆ちゃん

ダメもとで、そのタクシーを呼ぶことに・・・


来てくれた運転手さんは、

いつものタクシーとはまったく違う対応を

してくれました。

車から降りると、

運転手さんは、お婆ちゃんの手を取り、

車に乗る手伝いをしてくるだけでなく、

降りる時も介助してくれて、

病院の受付まで連れていってくれたそうです。

いつも気を使い、嫌な思いをしていたそのお婆ちゃん。

天国にいるような気持ちになったそうです。

嬉しくて、不自由な手で

そのタクシー会社に手紙を書きました。

「おたくのタクシーに乗る時がいちばん幸せ」



お客様の人生を大切にするタクシー会社。

こんな会社が日本にあること。

本当に私たちの誇りですね。


こんなコラムを見つけ、なんとなく

読んでいる私も心が

暖かくなり、皆さんにご紹介させて

頂きました。

 介護のお仕事だけでなく、どんな

仕事でも、「心づかいや気遣い」で

人を幸せにできるのですね。


福祉人材の人間力向上研修

「心に響いた言葉シリーズ」心を常に喜びと感謝で満たすコツ

みなさん、こんにちは!!

今週は、「心に響いた言葉」

シリーズ(笑)なので、今日も

また、雑誌に掲載されていた

読み物をご紹介したいと思います。

人の心は触れるものによって変わるといいます

何か嫌なことや辛いことが起こると、

気分が落ち込んだり、

自分は不幸だと思い悩むことも

時にはあるでしょう

そういう時に大切なこととは何でしょうか

聖心会のシスターで

国際コミュニオン学会名誉会長の

鈴木秀子さんが語った

「心を常に喜びと感謝で満たすコツ」とは

人の気分というものは

年中変わっていくものです

もし憂鬱な気分に陥ったり、自分は不幸だと

思い悩むようなことがあるなら

身の回りの何でも結構ですから

何かしら感謝できるものを見つけ出すことです

1つのコツとして

朝起きたら5分でも7分でもよいので

自分の日常をふり返りそこから何を喜べるかを考え

そのことに感謝してみることをお勧めします

これを聞かれたあるお母さんが

こんな話をしてくださいました

自分はいつも、子供がいて大変だ、大変だ

と言っていました

けれども、子供がいてくれたおかげで

一緒に野球を楽しむことができたし

運動会に応援に行って

みんなでお弁当を食べる喜びも得られました

子供のおかげでたくさんの喜びを

与えられていたことに気づき

本当にありがたいと思いました、と

例えば、手を怪我したことによって

当たり前に手が使えることのありがたさに

気づかされることもあるでしょう

病気で辛くても

家族が自分を大事にしてくれるなど

感謝に値することは

いくらでも見出せるはずです

また、常にそういう視点で

物事を見ることによって

それが光となり

自分を助けてくれるようになるのです

がんで余命宣告を受けた

26歳の青年がいました

当初は、なぜ自分はがんになったのだろうと

随分思い悩んだそうです

その挙げ句に会社を辞め

鍼灸師になったところ

自分の元へ来る日も来る日も

体の調子を崩して苦しんでいる人、

もっと元気になりたいと願っている人が

訪れるようになりました

青年はその人たちを

一所懸命治療しているうちに

自分は苦しんでいる人たちの気持ちが

分かるようになるために病気になったのだ

と悟ったそうです

不思議なことに、その後の検査で

前回290もあったがんマーカーが

30にまで激減し

腫瘍が劇的に小さくなっていたそうです

以前は体調が悪いため

5分も車に乗っていられなかった青年は

病気のことを全然苦にしなくなり

仕事の傍ら友達とドライブに出かけたり
釣りを楽しんだりするまでになりました

病気が完治したわけではありませんが

この病気のおかげで

たくさん学ぶことができた

自分の生きる道が分かった

嬉しい、嬉しい、といつも喜びながら
充実した毎日を送っているそうです

人間は一人ひとり

異なる使命を持っています

それは何もノーベル賞をもらえるような

立派な業績を挙げることばかりではありません

まずは心を常に喜びで満たし

温かさが溢れ出るような自分

周囲に幸せを広げていけるような

自分になる事。

そのことが自分の使命を自覚し

全うしていく第一歩になると思います

(致知2015年1月号「人生を照らす言葉」より)

いかがでしょうか?

何かをお感じ頂ければ幸いです。」

それでは。

「夢を実現するための3つの条件」

みなさん、こんにちは!!

年末年始を利用して

読んだ本や、目にした記事の中で

こころに響き、残しておきたい

と思ったフレーズがいくつか

ありました。

年始早々のブログ記事は、それを

皆様にもお伝えしようと、その

内容を連発しています。

何か、自己満足のようで恐縮ですが(笑い)

もう少々

お付き合いください。

介護保険制度や報酬改定ニュース

については、また新たな内容が届き

次第お伝えいたしますね。

それでは・・・・

└───────────────────────┘





日本球界を代表する名選手・イチローの
感動実話をご紹介します。


2000年以降のメジャー最高選手に
選出されたイチローの原点はどこにあるのか。


イチローが語った「夢を実現するための3つの条件」とは――。



   
ある小学6年生の作文がある。


  * *

「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
 
 そのためには中学、高校と全国大会に出て

 活躍しなければなりません。
 
 活躍できるようになるためには練習が必要です。

 僕は3歳の時から練習を始めています。 
 
 3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、

 3年生の時から今までは365日中360日は

 激しい練習をやっています。
 
 だから、1週間中で友達と遊べる時間は5、6時間です。

 そんなに練習をやっているのだから、

 必ずプロ野球の選手になれると思います。

 そして、その球団は中日ドラゴンズか、
 西武ライオンズです。

 ドラフト入団で契約金は
 1億円以上が目標です。
 僕が自信のあるのは投手か打撃です。
 
 去年の夏、
 僕たちは全国大会に行きました。

 そして、ほとんどの投手を見てきましたが

 自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、

 打撃では県大会4試合のうち

 ホームラン3本を打ちました。

 そして、全体を通した打率は

 5割8分3厘でした。

 このように自分でも納得のいく成績でした。

 そして、僕たちは1年間負け知らずで

 野球ができました。

 だから、この調子でこれからもがんばります。
 
 そして、僕が一流の選手になって

 試合に出られるようになったら、

 お世話になった人に招待券を配って

 応援してもらうのも夢の1つです。

 とにかく一番大きな夢は
 野球選手になることです」

  * *


作者は愛知県西春日井郡
小学校6年2組鈴木一朗。
 

イチローの子ども時代の作文である。
 
イチローの資質は特別、いわば天才という。

その通りだろう。


しかし、この作文が夢を実現する上で大事なものは何かを
語っていることも事実である。


まず、第一に自分の夢に対していささかも迷いがない。


夢を素直に信じている。
つまり夢に対して本気、本腰である。
 

次に、自らの夢に対して
代償を進んで支払おうとする気持ちが強い。


365日中360日激しい練習。
友達と遊ぶのは1週間で5、6時間という。


そういい切る言葉に少しの悔いも未練もない。


「夢をみることは重荷を背負うことだ」


と松下幸之助氏はいったそうだが、

そのことをすでに体得している感がある。
 

そして最後に、お世話になった人に対して報いるという
報恩の心を持っている。


夢を持ち、その夢を実現すべく燃えることができるのは、

全生物のなかでも人間だけである。


天から授かったこの能力を

フルに発揮する人生を送りたいものである。 


……『心に響く小さな5つの物語』より


いかがでしたか?

単なる成功秘話としてではなく、そこには

「成功するための条件」が示されて

いるような気がいたします。

自分自身や自らの事業を振り返って、

「気づかされる」部分も

あるのではないでしょうか?

何かのご参考になれば 幸いです。

福祉人材の人間力向上研修

砂時計

みなさん、こんにちは!!

みなさん、ご存じでしょうか?

『産経新聞』の一面に、「朝の詩」

という一般読者の方が投稿する欄

があります。


その中で いつだったでしょうか、

「砂時計の詩」という詩が掲載されて

いました。



『砂時計の詩』

「1トンの砂が、時を刻む砂時計があるそうです。

その砂が、音もなく巨大な容器に積もっていくさま

を見ていると

時は過ぎ去るものではなく

心のうちに からだのうちに積りゆくもの


と、いうことを、実感させられるそうです。

時は過ぎ去るものではなく

心のうちに からだのうちに積りゆくもの」



今まで私は、普通に、

時は過ぎ去るものと考えていました。


毎日、毎日 時は
刻々と過ぎていきます。


だからこそこの一瞬一瞬を大切に、

一日一日を大切に、

いい刻を自分の心や体の中に

積もらせていくこと

が大事で、

それがやがて豊かな心や

いい人生を紡いでいってくれる。


そう受けとめて、


一日一日を精いっぱい生きる、

きょう一日を精いっぱい生きることの

大切さを

改めて実感させられました。


毎日を大切に、精一杯生きる、その

積み重ねが、積み重なって、将来を

創っていくものなのでしょう。

過去に思考が飛べば後悔や落ち込みなどの感情が生まれ、

未来に思考が行けばあきらめや不安、散漫など心に揺らぎが

必ず生じる。

だから、今を懸命に生きること。

自分のできる目の前のことを

一所懸命にやること。

常に忘れずに、日々を暮さねば

と自分に言い聞かせています(笑)

それでは。

福祉人材の人間力向上研修



スイッチオンの生き方

みなさん、あけましておめでとうございます。

新年、初めのブログは、みなさんを

元気にする内容でいきたいと思います。

人の能力は、みな同じ、その違いは

本人の努力次第、なんて言葉はよく耳に

にしますよね。私も子供のころから、言われ

続けていますが、言われるたびに、聞き流して

いる自分がいました。

でも、すごい本を見つけました。人間の

こころの持ち方や、環境で、能力をいくらでも

引き出すことができる、というものです。

さらにこれを科学的に実証している本です。

┌────────────────┐




「私たち人間の身体は、

 約60兆個の細胞からできている。

 そして、人間が持っている遺伝情報は、

 1ページ1000文字で1000ページある

 大百科事典3200冊にも匹敵する。

 その中の眠っている0・5%の遺伝子を

 目覚めさせれば、人生が変わる」


50年以上にわたって遺伝子研究を続けてきた

村上和雄さんはこう語ります。


では、どのようにして

遺伝子のスイッチをオンにするのでしょうか――。



一個の細胞の中の遺伝子は、

目覚めていて機能する部分と、

眠っていて機能しない部分があります。


けれど、眠っている遺伝子が

永久的に眠っているかといえばそうではないし、

目覚めて機能している遺伝子が

死ぬまで働き続けるかというと

そうでもありません。


遺伝子の機能は、電灯のスイッチのように

つけたり消したりできるのです。


では、眠っている遺伝子と

目覚めて働いている遺伝子は

どう違うのか。


一言でいえば、目を覚ましている遺伝子は、

タンパク質やタンパク質をもとにした

酵素をつくることができますが、

眠っている遺伝子にはそれができないということです。


遺伝子がタンパク質や酵素を

「つくる・つくらない」ということを、

私は遺伝子のスイッチの「オン・オフ」と

表現しているのです。


眠っている遺伝子のスイッチをオンにする

ことができれば、私たちが「こうあってほしい」

と望むようなことは、

ほぼ100%可能といってもいいと思います。


それどころか、頭で考えて

「こんなことはダメだろう」と

思うようなことも可能にする能力を、

私たちの遺伝子は持っていると考えられます。


科学的に見た可能性の限界など、

まったく意味がありません。


人間の想像をはるかに超えた情報が、

遺伝子には書き込まれているのです。


人間という存在を遺伝子レベルで見れば、

学校の成績が良かろうが悪かろうが、

身体が強かろうが弱かろうが、

99・5%以上は誰でも同じです。


能力に差があるとすれば、

遺伝子を眠らせているか、

目覚めさせているかの違いだけです。


その違いは、心のありようや

環境などによって生じます。


人との出会いや環境の変化などによって、

眠れる遺伝子のスイッチがオンになるとき、

人は生きながらにして

生まれ変わることができるのです。


人間の可能性を妨げる要因として、

アメリカの心理学者A・H・マズローは

次の6項目を挙げています。


1.いたずらに安定を求める気持ち

2.辛いことを避けようとする態度

3.現状維持の気持ち

4.勇気の欠如

5.本能的欲求の抑制

6.成長への意欲の欠如


これはそのまま遺伝子の目覚めを

妨げる要因と考えていいでしょう。


伸びる人とは眠れる遺伝子を

呼び起こすことがうまく、

それが下手な人は能力や才能を持ちながらも

伸びきれない人です。

※『スイッチ・オンの生き方』(致知出版)より
└───────────────────────┘


今日は、このぐらいの紹介にしておきます。

この続き、「では具体的のどうすれば、「スイッチオン」

の状態に人間はいられるのか」は今後の

ブログでまた紹介しますね(笑い)

それでは、今年も、よろしくお付き合いください。

福祉人材の人間力向上研修


「こころ構え」について考える

みなさん、こんにちは!

今日は、私の尊敬する社会教育家の

田中真澄さんがよく講演で話される

話をご紹介します。

「人間に能力は、知識、技術、そして

 心構えの三辺であらわされる。

 どんなに知識と技術があっても

 心構えが悪ければ、能力は出て

 こない。すべては底辺の心構え
 
 いかんである。

 さらに、良き心構えは積極性×明朗性

 で表される。

 良き心構え、その一
 「物事を前向きにとらえる」

 その二
 「素直」

 その三
 「感謝の念を忘れない」

 人生の成功者に共通した資質が

 これである。成功者は呪いたく

 なるような境遇でも、この境遇が

 自分を育ててくれると感謝している。

 その四
 「愚痴をいわない」

 自分が出したものは自分に帰ってくる。

 宇宙の法則である。

 愚痴ばかり言っている人は、愚痴ばかりの

 人生になる。


 そして、田中真澄先生がいつもおっしゃる

 とても大切な言葉を最後に皆様に贈ります。

 「心構えというのは、どんなに磨いても

  毎日ゼロになる能力である。

  毎朝、歯を磨くように、心構えも

  毎朝磨きなおさなければならない」


  いかがでしょうか?

  毎日、磨くことで、心構えが
  
  「良い習慣」になっていくもの

  だと思います。

  そして、良い習慣が身につけば

  その人の人間力が向上し、

  結果として、人生の成功

  であったり、夢の実現に

  一歩づつ近づくように思います。

  ⇒福祉人材の人間力向上研修

  

人間力を高めるには

皆さん、こんにちは!!

今日は、日ごろ人間力研修で

お伝えしている「人間力を高めるには」

の部分をお話ししたいと思います。

人間力の高い方の特徴の一つに

「当たり前のことを当たり前にできる」

という共通点があるように感じます。

人間力を高めるには、何か特別な事を

しなければならないわけではなく、

当たり前のことを、当たり前のように

しっかりと行う。

でも、実は、これって毎日、意識をして

行動していないと、意外に出来ないものです。

教育哲学者の森信三先生が説かれていた

「しつけの三大原則」について書かれた

雑誌「致知」の内容をご紹介いたします。

※『致知』2014年6月号
       連載「致知随想」より

      「しつけの三大原則」

   帆足行寿(NPO法人福岡実践人顧問)

└───────────────────────┘

「森信三という素晴らしい教育哲学者がいる」

そんな話を伝え聞いたのは昭和52年、
私が福岡の教育委員会で指導主事を務めていた時でした。

当時は全国各地に校内暴力の嵐が吹き荒れ、
教育の荒廃が深刻化していました。

私の地元でも、生徒がトイレを壊したり、
教室のガラスをたたき割ったりするような中学校が何校もあり、
教育をいかに基本から立て直すかということが
喫緊の課題になっていました。

森先生が福岡の仁愛保育園で
母親を対象にお話をされると聴いた私は、
早速聴講させていただくことにしました。

驚いたのは、そこでは大の哲学者が、

「呼ばれたら大きな声で“はい”と返事をしましょう。
 “はい”という返事が人間の我を断つのです」

と、実に単純極まりないことを
熱心に説かれていたことです。

「腰骨を立てましょう。
 腰骨イコール主体で、
 腰骨を立てない限り真の人間にはなれません」

「しつけの三大原則というものがあります。

 一、朝のあいさつをする子に

 二、「ハイ」とはっきり返事のできる子に

 三、席を立ったら必ずイスを入れ、
   ハキモノを脱いだら必ずそろえる子に」

人間をつくっていく上での基本を見事に捉えたお話に、
目から鱗が落ちる思いがしました。

人生を変える出逢いを果たしたのは、
師が82歳、私が47歳の時でした。

衝撃を受けた私は、入手困難だった森先生の全集25巻を
東京の古書店に求め、当時のお金で40万円の大枚をはたいて入手しました。

そこに記されていた言葉は一言一句が強烈に心に響き、
重要と思われるところに朱線を引きながら
再読を繰り返すうちに、全文真っ赤に染まりました。

また、森先生が来福される度に私は案内役を務め、
ご講演先に随行して先生の教育哲学を一所懸命に吸収しました。

いかがでしょうか?

まさに人間が生きる上での「基本」を

説かれているものと思います。

当たり前のことを当たり前にする

ことで、最後は「自分のこころ」が

磨かれ、結果として自らの人間力が

高まってくるものと思います。

福祉人材の人間力向上研修

「こころを整える」とは・・・・

みなさん、こんにちは!!

今日は、みなさんに「心を整える」

という事について、共有化させて

頂きたいと思います。

「心を整える」とはどういうこと

なのでしょうか、そして

「心を整える」とその先には

どんなことが起きるのでしょうか。

(稲盛和夫「人生とは心の反映である」より)


  




ジェームズ・アレンは、その著書の中で、

「心を整える」ということを、次のように

表現しています。
 

「人間の心は庭のようなものです。

それは知的に耕されることもあれば、

 野放しにされることもありますが、

 そこからは、どちらの場合にも必ず

 何かが生えてきます。

 もしあなたが自分の庭に、美しい草花の

 種を蒔かなかったなら、

 そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、

 雑草のみが生い茂ることになります。

 すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、

 美しい草花の種を蒔き、それを育みつづけます」
 

「私たちも、もしすばらしい人生を生きたいのなら、

 自分の心の庭を掘り起こし、そこから不純な

 誤った思いを一掃し、そのあとに清らかな正しい思い

 を植えつけ、それを育みつづけなくてはなりません」
 

素晴らしい人生を送りたいと思うなら、

あたかも庭を耕すように、心の中にもたげる、

「悪しき思い」という雑草を取り除き、

「善き思い」という種を蒔き、

それを大切に育み続けることが大切だと、

アレンは述べています。


「知的に耕す」とは、理性をもって

自分自身に、

「そうあれ」と繰り返し言い聞かせることです。
 

このようにして心を整えていくことで、

ともすれば私たちの心の中にもたげる、

欲にまみれた心、憎しみにまみれた心、

怒りに満ちた心を取り除き、

慈悲の心、愛の心といった美しい「花」を

咲かせることができるのです。
 

この「心を整える」ということは、

一見仕事や人生とは関係がないことであるかのように

思いがちです。


決して、そうではありません。


仕事の成果も、人生の業績もすべて、

その人の心のまま現れてくるものです。


ならば、素晴らしい人生を送るための生き方も、

立派な業績をあげるための方法も、決して

複雑なわけではありません。
 

成功を収めても、謙虚さを忘れず、足ることを知り、

すべてのことに感謝し続けること、


一方、不運に出遭っても、それを素直に受け入れ、

前向きな生き方を続けること、


そのようにして素晴らしい人格を身につけるよう、

常に心を整え、心を高める努力を倦まず弛まず

重ねていきさえすればいいのです。
 

私は、そのような一人ひとりの不断の努力こそが、

よい社会を実現する、唯一の方法であることを信じています。


いかがでしたでしょうか?

心を整えるには、一人一人が、毎日、心の


手入れをすること。人間は、いろいろな欲望や

想いにかられ、毎日を過ごしています。

だからこそ、「毎日」の心を整える

習慣がとても大切なのだと思います。

日々、このことを忘れずに生きていたい

ものですね。



福祉人材の人間力向上研修

お電話でのお問い合わせ

03-6435-7075(平日9:00~18:00)

営業時間外のお問い合わせはこちらから

相談・ご依頼の流れはこちら