介護リーダー研修

介護職のリーダーの方々に向けて

みなさんこんにちは!

今日は、介護主任のための

リーダー研修でいつも最初

にお伝えしている冒頭部分

をご紹介させて頂きたいと

思います。





【自分がリーダーに向いていると

自身をもって言い切れる人は

なかなかいないのでは

ないかと思います。

多くのリーダーは日々悩み、

利用者や職員と向き合っているもの

と思います。
それではそもそもリーダーの

役割ってなんでしょうか?

スタッフをまとめる、上司と部下との

パイプ役、チームを引っ張る、

部下を指導する

でも本当にそうでしょうか?


まとめるとか、引っ張るとか、

調整するとか・・・すごく疲れるし、

その割に誰一人

その苦労をわかってくれない。

そして自分の表情が暗くなって、

イライラしたりして。

でもよくよく考えてみると

自分が嫌われるのが嫌で、

職種間の調整に奔走したり。

これからの高齢者施設において

ご利用者の介護のニーズや

認知症の重症度は益々高く

なっています。

一方で、介護サービス自体に

質を求められ、いわゆる

「個別化」が進んでいきます。

そうした環境の中で、

リーダーが本当にしなければならない

仕事は、職員ひとり

自律・自立できる、人材育成、

いわゆる「人づくり」ではないでしょうか。


そしてその結果として「いいチーム」

を創り上げること。これが、今求められる

リーダーの役割では

ないかと思います。


自律ができると

「仕事は厳しくても心はつらくならない」

自立ができると

「やらされ感ではなく、やりがいと充実感がうまれる」

確かに、「人づくり」には、時間がかかり、

我慢や、気配り、そしてお金も必要になる

ものです。


でも、職員が育たないことを、

職員自らの努力が足りないことや、

やる気のなさのせいに
しているリーダーが多いのはとても

残念なことです。

「部下を育てることはリーダーの
最も大きな役割である」という

当たり前の事実が忘れ去られているような

気がします。

ここで意識を切り替えて、

少々きつい言葉になるかも知れませんが、

職員が育たないのではなく、

会社(法人が)が彼らを育てよう

としていないだけ、

部下を育てる役割をリーダーが放棄

しているだけだと思った方が

いいかも知れません。

どんな職場でも正社員

もパートさんもみんな学びの機会

を欲しがっています。

自分が成長できる職場を望んでいます。

みなさんも重要な仕事は

「人を育てる事」だと是非、

認識を新たにして頂き、

これからの

お話を聞いていただきたいと

思います】

こんな、話から研修を始めます。

この続きの部分は、

少しづつ、皆様にも

これからお伝えしていきますね。

研修のご案内はこちらから


職場リーダー(主任)の職場実践力&人間力向上研修



介護リーダーに必要なこと

皆さんは信頼される


リーダーとは、


どういうリーダーだと

思われますか?


あるアンケート結果を
ご紹介します。


『あなたにとって信頼できる上司
やリーダーはどんなタイプですか?』、

という

とてもシンプルな質問です。


回答にはまさに、いろいろな答え

があったそうです。

多かった回答は、 「仕事ができる人」

「部下をまとめるのがうまい人」

「信念があり、ブレない人」など。


でも、最も多かった答えは

どんな回答だった思いますか?

それは

「話をよく聴いてくれる上司」

だったそうです。

部下が最も望む上司像って

とてもシンプルなんですね。


話をよく聴いてもらうと、なぜ

その人に好意・信頼感をもつのでしょうか。


皆さんもそうだと思いますが


人は自分を認められると誰でも

嬉しいものですよね。


話をよく聴くとは、その人

もしくはその人の意見に興味

関心があることを示している

行為ですよね。

つまり、相手の存在を『認める』

行為なんですね。

だから、関心を持って、

聴いても応えると、

とっても嬉しいわけです。



どんなリーダーも毎日忙しい、

でも、その日常で、

いかに部下との


密度の高いコミュニケーション

に時間を作れるのか、


そんな心配りに


部下はとても嬉しく、

やる気

を駆り立てられるのでは

ないかと思います。

何かの、ご参考になれば

幸いです。

リーダーに必要な心構え・行動とは・・・

皆さん、こんにちは。

今回も、雑誌「致知」掲載の
記事で、是非、皆さんにお伝えしたい
内容がありましたのでご紹介いたします。

『小澤征爾と並ぶ
日本指揮界の巨匠・飯守泰次郎氏。

ところで、指揮者にとって
避けては通れない道とは何でしょうか。


それは楽団員との対立だと言います。


人間関係のもつれというのは

楽団のみならず、会社や学校をはじめ
あらゆる組織で起こり得る問題でしょう。


その壁をいかにして
乗り越えていけばよいのか。


人生には逆境や壁というものが必ずあります。


若くてまだキャリアをあまり積んでいない頃は、
指揮者よりもオーケストラの楽員のほうが当然経験豊かです。


そういう時、彼らの多くは


「彼はまだ若いから助けてやろう」
>
>
と手を貸してくれることもありますが、


>中には、


「なんだ、こいつ。 全然分かってないじゃないか」


と、反発したり、信用してくれない人もいるものです。



――ああ、演奏者が協力してくれないと。


これは若い指揮者であれば避けては通れない道でしょう。
当然私も経験しました。


しかし逆にそれがなくて、
いつもいつも甘やかされていたのでは、
やはり成長しないのではないでしょうか。


私は自分が独裁者として楽員を支配する快感とは
全く無関係の人間で、とにかく音楽が好きだったのです。


ですからそういう対立が起きたり、
自分が言ったことに対して動いてくれないことがあると、
大変傷つき、苦しんだこともありました。


こんな思いをしてまで
自分は指揮者をやる必要があるのか。


それならどこかでピアノを弾いているほうが
マシなのではないかと。


――その壁をいかにして乗り越えたのですか。


ただ、そこで「待てよ」と思ったのです。


彼らにも何か言い分があるはずだから、
まずそれをよく聞こうと。


何かが鬱積して相手にぶつける時には、
その言い方を心得ている人とそうではない人がいます。


要するに言葉の選び方なのですが、
これを間違えると感情的にぶつかってしまう。


まず何か言われた時に、
真っ向から対立するのではなく


「では、どうしたらいいですか」


と耳を傾ける。


するとたいてい相手も冷静になって


「ここが分からない」


と言ってくれる。


それに対して私も


「分かりました。善処します」


という具合に。


――感情的にならず、まず相手の思いに耳を傾けることが大事だと。


ですので、よくある指揮者と楽員の対立というのは、
私の場合には割合少なかったですね。


その代わり、飯守さんは軟弱であると
言われていたかもしれない。


しかし私は、何が大事かということを
常に失わないようにしていたのです。


つまり自分のプライドが先ではなく音楽が先だと。


「なんだ、それ」
「ここは違う」


と乱暴に否定されると、
辛いことも確かにありました。


ただ、相手は別に私を侮辱しようと
言っているわけではないのです。


相手も私も音楽のために仕事をしている。
音楽のために苦労している。


つまり、いい音楽をつくろうという目的は同じなのです。


――ああ、たとえ反発している人でも思いは自分と同じだと。


結局、一番大事なのは音楽。
いい音楽をつくるためにはこちらが譲ってもいいし、
そういう意味で指揮者は支配者でなくてもよいのです。


ともに創っていくことが大事です。


指揮者も演奏者も上手い人、下手な人、

若い人、ベテランの人、高圧的な人、協力的な人、

様々な人がいる中で、

それらをまとめて一つの音楽を創り上げていくことが

指揮者の役割だと思っています。』


以上、『致知』4月号より。


いかがですか、


この文章には、

特に指揮者という特別な立場の方、

という事ではなく、一人のリーダー

として、どこの職場でも起こりうる

ケースだと思います。


「まず部下の話をよく聞く」

「感情的にならない」

「一つの目的に向かっている同志
である事を忘れない」

等・・・

リーダーとして、特に自分より

経験豊富な部下(年上の部下)

に対して、

どう対処して良いのかと

悩んでいらっしゃる

方も多いのではないか思います。

そんな時、自分のプライドを大切に

するのではなく、まずは相手の立場

になって考えてみる。

当たり前のことかもしれませんが、

リーダーとして、とても大切な姿勢

だと私は、思います。

いかかでしょうか?

何かのご参考になれば幸いです。





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