医療,福祉の小規模(1~4 人規模)事業所給与データ

ここでは2022 年2 月に発表された調査結果から、常用労働者数が1~4 人規模の福祉施設等(以下、医療,福祉)の事業所における給与データをみていきます。

男性は全体より低めに

上記調査結果から、医療,福祉の1~4 人規模事業所における、2021 年7 月分のきまって支給する現金給与額(以下、現金給与額)をみていきます。まず男性労働者の結果をまとめると、表1 のとおりです。

   

医療,福祉の全体は約22.3 万円でした。最も金額が高いのは55~59 歳、次いで50~54 歳で、どちらも30 万円に近い金額となりました。また25~64 歳までの年齢階級で20 万円を超えています。
調査全体の結果である調査産業計と比較すると、医療,福祉の方が現金給与額の低い年齢階級が多くなりました。

女性は全体より高めに

次に女性労働者の現金給与額をまとめると、表2 のとおりです。

  

医療,福祉の全体は約16.7 万円となりました。年齢階級別にみると、25~29 歳の約18.8万円が最も高くなりました。次いで50~54 歳も18 万円を超えました。以下、55~59 歳と20~24 歳が17 万円台で、20 代と50 代の現金給与額が高いという結果になりました。
調査産業計との比較では、全体はもちろん、すべての年齢階級で医療,福祉の現金給与額が上回りました。
貴事業所の実績と比較してみてはいかがでしょうか。
※厚生労働省「令和3 年毎月勤労統計調査特別調査」
2022 年2 月に発表された、常用労働者1 人以上4 人以下の事業所を対象に2021 年8~9 月に行われた調査です。きまって支給する現金給与額は労働契約等で予め定められている支給条件、算定方法に基づいて毎月きまって現金で支給される通勤者の7 月分の給与額(超過勤務手当を含む)で、所得税、各種社会保険料等を差し引く前の金額です。詳細は次のURL のページで確認いただけます。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450071&tstat=000001011803&cycle=7&tclass1=000001162467&tclass2val=0

 

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