「人を大切する経営」に学ぶ

「いい会社、いい仕事」

■よき人間関係が出発点

 「良い会社」を経営されている経営者に

 お伺いしますと、

 何よりも大切なことは3つだとよく仰います。

ひとつは「よき人間関係をつくること」。

もうひとつは「よき社風をつくること」。そして

「理念を浸透させること」。

どれも大切なことですが、私が感じたのは、すべての

ベースは「よき人間関係」の大切さ。

どんなに良い戦略があったとしても、そこで働く人たちの

間に溝があったり、ギスギスしている職場では、協力し合う

ことも難しいでしょうし、何かやろうと思っても、相談でき

ないような職場では、その意思がそがれてしまいます。

何より、その場にいることが辛くなると、仕事への意欲すらなく

なってしまうでしょう。

 ある会社では、すべての出発点を人間関係だと考え、

20年に渡って取り組まれてきました。小学校からずっと、

以前の職場でもいじめにあっていたというある社員が、

「ここで働くようになって、初めて安心して毎日に生きて

いける」と涙ながらに話してくれたというお話を伺いしま

したが、この会社さんでは、みんなが家族のように仲間を

気遣い、助け合っておられます。

 「良き人間関係をつくるために大切だと思うこと

は何ですか?」と社員の皆さんに聞いてみました。

すると皆さんが口をそろえて「それは、挨拶だと思います」

と仰っていました。

挨拶をしっかりし合うことを徹底してきたからこそ、

いい人間関係が生まれると皆さんが確信しておられます。

 挨拶が良き人間関係をつくり、良き人間関係が働く人の

安心感になり、その安心感の中でお客様への良きサービスが

生まれ、良きサービスで何度も利用されるお客様が増え、

結果として業績が拡大する。すべての出発点はシンプルな

行動。「挨拶」や「感謝」の行動です。

協力しなければいい仕事ができないのが企業だとすれば、

あたりまえのことですが、良き人間関係は何よりも大切

なはず。

 日々仲間が声を掛け合うこと。感謝の言葉を伝え合うこと。

ここから、いい会社づくりが始まるのかもしれません。

シリーズ日本再発見 日本の「いい会社」が出版されました

みなさん、こんにちは!

 大分遅れての報告になり申し訳ありません。

2017年4月20日にミネルヴァ出版から

 地域に生きる会社力
 日本の「いい会社」

 が出版されました。

今回の出版は「地域を支える魅力ある会社」というテーマ



  「日本でいちばん大切したい会社」の素晴らしい

   取り組み20!

ということで、我々、坂本研究室の社会人学生が日本全国

に取材に走り、20社の素晴らしい会社を取り上げ、その

取り組み内容をご紹介しております。

例えば

 1、地域の人たちと共に歩む~稚内信用金庫

 2、雇用を守り地域を活性化させる~阿部長商店

 3、地域の交通弱者を移送する~フタバタクシー

 4、地域に元気を供給し続ける~アポロガス

 5、地域から饅頭文化を発信~柏屋

 6、地域の高齢者の「オアシス」に~たんぽぽ介護センター

  など20社が紹介されております。

 因みに、私はこの本の中で、「タンポポ介護センター」

 を執筆させて頂いております。

 皆様の是非、お手に取ってお読みいただければと思います。

 宜しくお願いいたします。


本日、TVに出演いたしました。





みなさん、こんにちは!!

さて、本日はテレビに生出演いたしました。

出演番組は、BS放送BSJAPAN

「日経モーニングプラス」で、早朝の

6:40からの番組です。

内容は、企業の福利厚生について、社会保険労務士

という専門家の立場から、最近の企業の

福利厚生についてお話をさせて頂きました。

なにせ、初めてのテレビ出演で、しかも

生放送ということで、柄にもなく、かなり

緊張いたしました。

でも何とか6分の出演時間を無事終了、と思いきや

次のクイズ番組からエンディングまで出演

という話で、「聞いてないよー」と思いながら

も、生放送のドタバタの中で、あっという間に

終了 といった感じでしたね。

さて、明日は、いよいよ、我が師の法政大学大学院

坂本光司教授の登場です。同じ番組の同じ時間です。

是非、皆様には生でご覧いただければと思います。

そして、翌日3日目は、福利厚生の企業紹介

といういうことでアクロクエスト社の新免副社長

が登場されます。3日目も必見です。

お楽しみに。


「日本でいちばん大切にしたい会社5」が発売されました。



皆さん、こんにちは!!

今日は、法政大学大学院 坂本光司教授の

ベストセラーであります「日本でいちばん大切に

したい会社5」の発刊のお知らせです。

今回紹介されている会社は

●北海道光生舎
●クラロン
●さくら住宅
●天彦産業
●日本植生
●ふくや

の6社です。

いすれも、感動的な経営をされている企業ばかり。

皆様も、是非とも手に取ってご一読いただければ

幸いです。



「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」 (株)こんの様



みなさん、こんにちは!!

今回は、昨日 大学院のメンバーで


「株式会社こんの」様の企業視察に

お伺いいたしました。


業種で言えば「廃棄物処理業」のお仕事

を 福島を中心に北海道から東海地区まで

幅広く展開されている会社です。

 とにかく、この会社は働く社員の

満足さらには「幸せ」の追求を真の意味で

実践されており、今年の

「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」

も受賞されている会社なのです。

「人を喜ばす、感動させることが大好き」

と語る、こんの社長は、そんな笑顔の中にも

過去の一時期は、会社の業績に苦しみ、

状態も経験されています。

しかし、そこで諦めず、とにかく幹部

社員との「対話」を最も大切にされました。

夜を徹して 朝まで徹底的に話し合うことも

多かったとのことです。

会社の今の局面を理解してもらい

協力を取り付けたことで なんとか

その難局を乗り切ることが出来たといいます。

そんな、「絆」で結ばれた社員の

方々ですので、社内の連携とおもてなし

の「心」は 正に「最高」でした。


真のチームワークや、「人の繋がり」

というものを

感じさせていただいた一日でした。


本当にありがとうございました。



「日本で一番大切にしたい会社がわかる100の指標」

みなさん、こんにちは!!

さて、以前に、ブログでご紹介

いたしました著書「日本で一番

大切したい会社が分かる100の指標」

が、法政大学の学生が読む書籍で1位

になったというニュースをお聞きしました。

 就職先選びは、まさに学生にとって

大きなハードルであり、またみなさん、

真剣そのものです。

先日、社会人を経験している大学院生と、

これから就職する大学生との懇談会が

ありまして

私も大学院生側で出席させていただきました。

 学生の方々は、みなさん真剣そのもの。

我々の話に耳を傾け、メモを取り、質疑応答も

活発でした。そんな中、発売されたこの著作。

本来は、われわれ研究生が、良い会社の具体的な

指標を示すことによって、世の中にこのような

会社を一社でも増やしていきたいと、いう

想いで書かれた、いわば経営者に向けた著作

ですが

学生の就職先選びにも、大きな影響を与えそうな

気配を感じています。


 一方、われわれも、ひとの人生に大きな影響を

あたえることになる

内容を発表することの 責任の重さを痛感する

とともに、自らの会社を「見る目」をさらに

研鑽していくことで、これからも一層、

みなさまに

有益な情報提供をさせて頂かなければ

ならないことを実感した瞬間で

ありました。

みなさも今日一日、素晴らしい一日で

ありますように。

高齢者に「生きがい・働き甲斐」を与える会社

みなさん、こんにちは!!

現在、日本は65歳以上の高齢者が
全人口の24%までに達し、
世界でトップクラスの超高齢化社会
となっています。


そんな中、定年を過ぎてもなお気力・

体力・知力を有する高齢者に

「働く場」と「生きがい」の提供を掲げ、

日本初の高齢者専門の人材派遣会社を立ち上げたのが

上田研二さんです。


その取り組みはテレビでも数多く紹介され、
いま大変注目を浴びています。


上田さんが創業に至った経緯とは。
なぜ業績を伸ばし続けているのか――。




     
  上田研二(高齢社会長)


  ※『致知』2014年7月号
   連載「致知随想」より



└─────────────────────────┘

一生修行、臨終卒業――。


この言葉を座右の銘として、東京ガスに勤めていた私は定年を機に、
日本初の高齢者専門の人材派遣会社「高齢社」を立ち上げました。
62歳のことです。


そのきっかけは、いまから20年ほど前に遡ります。


たまたま、政治家の故・橋本龍太郎さんの講演会に参加し、


「今後日本は少子高齢化社会を迎え、
 労働の担い手がどんどん減っていくだろう……」


という驚くべき事実を聞かされたのです。


「そうか。ならばこれから女性、高齢者、外国人、
 そしてロボットの労働力に注目が集まる時代が必ず訪れるに違いない!」


そう思い至った私は、かねてから定年後は起業を考えていたこともあり、
新しいビジネスの構想を温め始めたのでした。


そして、50代半ばにさしかかり、
元上司の方々の“老後”の悲惨な体験を耳にする機会が増えるにつれ、
私は高齢者に焦点を当てた会社をつくることを決意するようになっていったのです。


「退職後すぐは『毎日が日曜日』だと、
 ゴルフや飲み会で楽しく過ごせたけれど、
 そのうち飽きてやることがなくなり、
 家に居つくようになる。

 すると最初は優しかった女房に
 煙たがられるようになって、
 ついには家族皆からも邪魔者扱いだよ」


それではまるで産業廃棄物同然じゃないか。
経験も豊富で、優秀な技術者でもあった彼らに
もう一度活躍の場を与えてあげたい――。


そこで私は、定年退職者を対象にした人材派遣業ならば、
運営側にも教育コスト等負担が少なく、
高齢者に生きがいを提供しながら、社会の人材不足解消にも貢献できるはず、
と東京ガスのOBなどを中心に声を掛けて回り、
起業への準備を開始したのでした。


案の定、奥さんに「ぜひやりなさい」と叱咤された方も多かったようで、
私は設立の際の運営資金の出資と、社員を含め25名のベテラン技術者の協力を得て、
2000年1月、高齢社をスタートさせることができたのです。


その際に私が掲げたのが、長年のサラリーマン生活の中で培った、
資本主義ならぬ、人材を第一にする“人本主義”という理念でした。


それは、


「社員・協力企業≦顧客≦株主」


という公式を基に、


「高処遇→高質労働→高販売・高サービス→高収益→高処遇」


の好循環を実現し、従業員が生きがいを持って、
生き生きと働ける会社づくりをしていこうという考えです。


「人材なくては企業なし」というぐらいの思いが
経営者になければ従業員との信頼関係は築けない。


また「明日は我が身」と社員がリストラに怯えるような会社では、
お客様に喜んでもらえるサービスができるはずがないとの強い実感があったのです。


そこで私は年に2回、従業員と懇親を深める場を設け、
また社内報の発行、勤務などに関する相談窓口の設置、
会社に親しみをもってもらうために顔写真入りの登録証を作成するなど、
第一に人材を大切にするという社風を鮮明にしていきました。


そして、肝心の営業活動では、


「できます、やります、やらせてください」


を合言葉に、
まずは東京ガスおよび関係会社を中心に仕事を受注。


さっそくお客様から


「1時間前に出社して掃除をしてくれる」
「仕事が信頼できる」


などお褒めの言葉をいただき、
確かな経営の手応えを感じていきました。


初年度こそ赤字だったものの、その後は、
「質の高いベテランが低料金で来てくれる」と評判が広がり、
ガス機器メーカー、マンション管理会社などでも仕事が急増。


創業14年目で登録社員数680名、
売り上げ平成24年度で4億5千万円以上を記録するなど、
現在に至るまで業績は右肩上がりの成長を続けています。

いかがでしたでしょうか。

高齢者に働き甲斐を与える取り組みに

注目されていますが、

もう一つ、その成功に隠されている点

で、特筆すべき点があります。


それが「人本主義」経営です。

人をトコトン大切にする、そして

その為の

心遣いや社内の仕組みがまた

素晴らしい。

人間、誰しも、高齢になると

プライドが邪魔したり、意地を張ったり

と、いうことが起こりがちですが、

そのなかで、組織の「和」を大切にし、

利他の精神で、1人1人を大切にする

経営理念とその実践が、


成功の大きな要因につながって

いるのだと思います。




「日本で一番大切したい会社」大賞AWARD

みなさん こんにちは!!

今日は先日もご紹介した


3月20日に開催された第5回「日本でいちばん大切

にしたい会社」大賞AWARDのご紹介をもう少し

詳しくさせて頂きます。

今回の表彰式へは厚生労働副大臣 山本 香苗氏、

経済産業大臣政務官 岩井 茂樹氏、

中小企業庁次長 小林 利典氏にご列席いただきました。

会場には400名を超える方にお集まりいただき、

大変盛大に行われました。

表彰式後の懇親会へは250名を超える方にご出席いただき、

メイン会場のほか

大型モニターを設置して別会場にてご参加いただいた

ほどでした。


今回は経済産業大臣賞、厚生労働大臣賞、中小企業庁長官賞、

実行委員長賞各1社、

審査委員会特別賞9社の計13社が表彰されました。

受賞企業と、受賞理由については添付ファイルをご覧ください。

右の写真をご覧ください。
(クリックすると拡大画面をご覧いただけます)

また、東京新聞の社説に紹介された記事も

ご紹介いたします。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015032502000150.html#print

今回も素晴らしい企業が、受賞をされましたが、

やはり皆様にお伝えしたいのが、なんといっても

介護施設の初受賞です。

審査委員会特別賞を受賞された

「タンポポ介護センター」様(愛知県 一宮市)。

その受賞理由を紹介いたします。

「介護施設のイメージを一新してくれる会社である。

イキイキと輝くスタッフと笑顔でサービスを受ける

お客様、まさに従業員満足と顧客満足が両立している。

施設の規模も日本最大であるが、規模が大きくなっても

サービス品質レベルは高い。

9割はパートさんだが輝くお母さんの集まりであり、

お母さんの働く場を提供して、地域社会になくては

ならない存在になっていることが高く評価された」

いかがでしょうか。

これからも、このような介護施設を どんどん

増やしていくことが、今後の介護業には必要

であることは実感した瞬間でした。

みなさん、是非、一緒に頑張っていきましょう。


「日本で一番大切したい会社」がわかる100の指標 発売

みなさんこんにちは!!

今日は、法政大学大学院

わが坂本光司研究室が

共同執筆した本の

ご紹介をさせて頂きます。

題して「「日本で一番大切したい会社」がわかる

100の指標 」です。

坂本先生の著作「にほんで一番たいせつにしたい

会社」はご存知のお通り、50万部を超える

ベストセラーになっています。そして

今回は、そこにご紹介されたような

会社とはいったいどんな会社なのか。

会社を分析する100項目の意指標を

作り上げ、それぞれの項目で、具体的

企業事例をあげて紹介しています。

まさに、良い会社を具体的に分析し

紹介した、画期的な本になりました。


内容も 我々研究室の社会人学生が

視察に行き、生の姿を確認し、書いた

ものばかり。

是非、一度お手に取ってみて頂きたい

と思います。

介護事業所の今後の運営にも、絶対に

参考になる事例が満載です。

因みに、私は第7章の福利厚生の部分を

執筆しています。

「日本で一番たいせつにした会社大賞」に受賞した介護会社


受賞の記念撮影


タンポポ介護センター


パチンコを楽しむご利用者

みなさん、こんにちは!

今日は、先週に行われました

「日本で一番大切にした会社大賞」のご紹介

をさせて頂きます。この賞は私の所属する

法政大学大学院坂本光司教授が審査委員長

になり、素晴らしい経営をされている

中小企業を表彰するイベントです。

坂本教授と我々、研究生がともに視察を

重ねた企業または、自薦他薦の企業が

ノミネートされ、大賞を決めるものです。

今年からは、経済産業大臣賞、中小企業長官賞

に加え、厚生労働大臣賞が加わり、5年目を

迎える今年は大きな盛り上がりをみせました。

その中で、注目すべきは、初めて介護業界から

受賞された会社が出たことです。


ご存じの方も多いと思いますが、愛知県にある

「タンポポ介護センター」様です。

タンポポ介護さんは、介護業界でも非常にユニークで

そして先進的な経営をされている通所介護で今、

日本全国でも注目されています。

男性のご利用者が半分以上を占めるというデーサービス

で、男性、もちろん女性も、楽しみながらリハビリを

行っています。写真をご覧ください。

そして、何より、働く社員を非常に大切にしている

それは働く方々の、表情や振る舞いをみれば

すぐわかります。人を大切にする経営理念を背景に

そこには、社員の能力ややる気を引き出す数多くの

仕組みがあります。

是非、皆さんも一度見学に行かれることを

お勧めいたします。



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