介護事業所訪問日記~社会福祉法人 夢のみずうみ村様


玄関の下駄箱


今日のレク、自分でプレートを貼り付ける


大きな温水プール

みなさん、こんにちは!

今日は、今月中旬、わが法政大学

坂本研究室で視察を行った

かの有名な「夢のみずうみ村」

をご紹介いたします。

入り口を入ると「一生現役の人生養成道場」とあります。

中に入ると、土足でOKなのですが、

ご利用者は、下駄箱を使う。これも生活行為の

リハビリの一環。

靴をおいた場所を覚えておく。下駄箱には名前はないが

靴をしまう下駄箱の奥には絵や写真が

貼ってあり、自分の場所を見つける目安

になっている。

また 各所には「てすり」といったものが

まったく無い。タンスの伝え歩き、自宅と

同じような作りになっている。

タンスを しっかり手でつかむことが出来る

ような工夫もなされている。

そして有名な「バリアアリー」。

意図的にバリアを作る。但し、当然

安全面でのリスクがあるので、事前に

契約で合意をもらったり、また保険に

入っていただいているそうだ。

でもご利用者が後を絶たない。

そのご利用者の50%から60%が男性。

今日のメニューが自分で選べ、お仕着せのメニュー

では、どうも男性は抵抗感がある。

やりたいレクを自分であらび、その内容をプレート

で貼り付けると、プレートの裏で、データが読みと

られ、自動的に その方の介護記録となる。

後に そのデータをリクリエーションと

リハビリ効果の分析に使う。

ユーメという施設内通貨も有名。

現役生活と同じ 生活感を作り上げる。

各レクでは課題が設定されており、それを

クリアするとユーメがもらえる仕組み。

ゲーム感覚で楽しめる。

料理教室もあり、それは指先の脳の活性化に役立つ。

料理の専門家が来て、料理を指導。

リハビリの効果は改善実績にも表れている。

要介護1の方は50%の方々、要介護3は

70%の方々が改善に実績を上げている。

が、このことは介護保険上の収益的には

逆行するも、継続している(立派!!)

職員育成性としての「スター制度」。

入社後 半年以降の職員が「スター」

つまり その週のリーダーになる。

その人はその週はフリーになり、シフトを

つくったり、職場の「みずすまし」的な

動きをする。そのためには全員の職員の事

よくを知り、また利用者の特性を知らないと

出来ない。これが、職員育成にもっと有効

とおっしゃる理事長。

リハビリの理念に裏打ちされたレクリエーション

の工夫と職員の働きやすさと働き甲斐の工夫は

やはり噂通り、素晴らしいものでした。

みなさんも一度、御見学をお勧めいたします。

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