介護事業所様向け情報(経営)9月号②

非常勤介護従事者等の平均給与額と平均基本給額

2019 年8 月号では、常勤介護従事者等の平均給与額を職種別にご紹介しました。ここでは今年4月に発表された調査結果※から、介護従事者等(非常勤・時給)の平均給与額と平均基本給額を職種別にご紹介します。

介護職員の平均給与額は10.5 万円に

上記調査結果から、介護職員処遇改善加算(Ⅰ)~(Ⅴ)を取得(届出)している事業所における、介護従事者等(時給・非常勤)の平均給与額を職種別にまとめると、表1 のとおりです。

2018 年の平均給与額が最も高いのは、介護支援専門員で 122,500 円でした。次いで、看護職員、生活相談員・支援相談員、介護職員の順に高く、いずれも 10 万円を超えました。
なお介護職員の平均給与額は 105,030 円で、2017 年に比べて 1,730 円の増加です。

表中の 8 職種のうち、2017 年から平均給与額が増加したのは、介護職員の他では、介護支援専門員、管理栄養士・栄養士のみとなりました。

介護職員の平均基本給額は1,110 円に

次に平均基本給額をまとめると表2 のとおりです。

2018 年の平均基本給が最も高かったのは、理学療法士、作業療法士等で、1,540 円です。次いで、看護職員、介護支援専門員、介護職員、生活相談員・支援相談員、管理栄養士・栄養士の順に高く、1,000 円を超えています。2017 年からの増減では、据え置きだった管理栄養士・栄養士を除いた7 職種が2017 年よりも高くなりました。

非常勤で時給の場合、給与額が労働日数や時間に左右されるため、増減については幅のある結果になっています。一方、基本給額は増加した職種が多くなりました。貴施設の状況はいかがでしょうか。

※厚生労働省「平成30 年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」
平均給与額は各年9 月の実績で、基本給(時給)×実労働時間+手当+一時金(4~9 月支給金額の1/6)で求めた金額です。両年とも在籍している者の金額を比較しています。詳細は次のURL のページからご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/19/dl/30gaiyou.pdf

(次号に続く)

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