介護事業所様向け情報(経営)7月号②

福祉・介護関連業種の夏季賞与支給状況

コロナ禍で 2 度目となる夏季賞与の支給時期を迎えます。ここでは厚生労働省の調査結果※から、福祉・介護関連業種の、夏季賞与支給事業所における労働者 1 人平均賞与額(以下、1 人平均賞与額)等の推移を、規模別にみていきます。

老人福祉・介護事業は直近の最高額に

 福祉・介護関連の業種別に 1 人平均賞与額等をまとめると、下表のとおりです。
 2020 年の 1 人平均賞与額は、児童福祉事業と障害者福祉事業は 5~29 人が増加、30~99 人が減少しました。老人福祉・介護事業はどちらの規模も増加しました。老人福祉・介護事業の 2020 年の 1 人平均賞与額は、どちらも直近 5 年間で最も高い額となっています。
 きまって支給する給与に対する支給割合は、児童福祉事業と老人福祉・介護事業では 30~99 人で、障害者福祉事業では 5~29 人で 1 ヶ月を超えました。
 支給事業所数割合は、どの業種も 5~29 人は80%に届かず、30~99 人は 90%程度です。障害者福祉事業の 30~99 人は 100%が続いていましたが、2020 年に 90%台になりました。
 今年の夏季賞与支給はどのような結果になるでしょうか。

   

※厚生労働省「毎月勤労統計調査」
日本標準産業分類に基づく 16 大産業に属する、常用労働者 5 人以上の約 190 万事業所から抽出した約 3.3 万事業所を対象にした調査です。
支給事業所における労働者 1 人平均賞与額は、賞与を支給した事業所の全常用労働者についての 1 人平均賞与支給額です。きまって支給する給与に対する支給割合は、賞与を支給した事業所ごとに算出した、きまって支給する給与に対する賞与の割合(支給月数)の 1 事業所当たりの平均です。支給労働者数割合は、常用労働者総数に対する賞与を支給した事業所の全常用労働者数(当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む)の割合です。支給事業所数割合とは、事業所総数に対する賞与を支給した事業所数の割合です。詳細は次の URL のページからご確認ください。https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450071&bunya_l=03&tstat=000001011791&cycle=7&tclass1=000001015911&tclass2val=0

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