介護事業所様向け情報(経営)11月号②

都道府県別の介護保険第1 号被保険者1 人あたり給付費

今年7 月に発表された調査結果※によると、介護保険第1 号被保険者(65 歳以上)数は、2018 年度末時点で3500 万人を突破しました。また、介護保険給付費も増加しています。ここでは上記
調査結果から、都道府県別に介護保険第1 号被保険者1 人あたり給付費をみていきます。

全国の1 人あたり給付費は257.0 千円

上記調査結果から、2018 年度の都道府県別の介護保険第1 号被保険者1 人あたり給付費(以下、給付費)をまとめると、下表のとおりです。

全国の結果は257.0 千円でした。2016 年度が252.0 千円、2017 年度が254.8 千円ですから、給付費は増加傾向にあります。

サービス別では、居宅サービスの給付費が最も高く、給付費全体の50%程度を占めています。

給付費が最も高いのは島根県

都道府県別の給付費の合計をみると、最も高いのは島根県の310.8 千円でした。最も低いのは埼玉県の209.6 千円で、島根県と埼玉県では100 千円以上の差があります。なお、2017 年度も島根県が最高額、埼玉県が最低額でした。

サービスごとにみると、居宅サービスの給付費では、沖縄県の170.1 千円が最も高く、茨城県の98.6 千円が最も低い状況です。

地域密着型サービスは鹿児島県が70 千円を超えて最も高くなりました。最も低いのは埼玉県の25.3 千円でした。

施設サービスは新潟県が116.5 千円で最も高く、大阪府の70.9 千円が最も低くなりました。

居宅サービスの割合が50%を超えるところもありますが、貴施設の所在地は、どのような特徴があるでしょうか。

※厚生労働省「平成30 年度 介護保険事業状況報告(年報)」介護保険事業の実施状況について、保険者(市町村等)からの報告数値を全国集計したものです。1 人あたり給付費には高額介護サービス費、高額医療合算介護サービス費、特定入所者介護サービス費は含みません。数値は千円未満を四捨五入しており、合計に一致しない場合があります。詳細は次のURL のページからご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/jigyo/18/index.html

(次号に続く)

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