「桜となれ」

みなさん、こんにちは!!

この4月から新しく社会人になった方や
新天地を歩まれる方も、多いことと思います。

初めて社会に出た時

どのような心構えで仕事に挑んでいけばよいのか

その指針を得ることは大切でしょう。


21歳の若さで小さな食堂を切り盛りし、

現在、全国に308店舗、海外に75店舗展開す

人気和定食チェーンに育て上げた

大戸屋ホールディングス会長の三森久実さんが

語った

「20代を生きる上で大事なこと」とは――。





    「20代の諸君よ、“桜となれ”」


   三森久実(大戸屋ホールディングス会長)


     ※『致知』2014年7月号
       連載「20代をどう生きるか」より


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20代を生きる上で何が大事か。


私の経験から言えることは、
20代で成功しようなどと考えないでいただきたい、
ということだ。


何よりもこの10年間は
人より苦労することが不可欠である。


かつての私がそうであったように
20代で財を成したり、名声を得た人のほとんどは、
後に失敗している。


一時的には成功しても、
いずれ引っくり返る時が来るのだ。


ビジネスの世界はそんな甘いものではない。


だから、20代で成功しようと考えるのは、
非常に危険なことだと思う。


20代はまず、自分の人生の志を確立すべきである。


そして、志が定まったらその一点に向かって
徹底的に人よりも働き、努力することだ。


1日24時間というのは
誰しも平等に与えられている。


その24時間をどう使うかによって、
人生の結果に大きな差が生まれてくるのである。


自分が掲げる理想と現実の間には
当然、大きな開きがある。


そのギャップを埋めるためにどうするか
ということを常に考え、
いま為すべきことを寝る間も惜しんで実践し続ける。


それが人生の基盤をつくり上げるのではないだろうか。


結局、真面目に必死に働く以外、
道はないのだとつくづく思う。


もう一つ、いまの20代の皆さんに
お伝えしたいことがある。


それは「桜となれ」ということだ。


桜は毎年、春になると
必ず綺麗な花を咲かせる。


当たり前と思うかもしれない。


しかし、その過程では、
秋の台風や冬の厳しい寒さ、
その他あらゆる自然災害に見舞われる。


それらを耐え忍び、春には必ず咲く。


桜はどんな苦難があっても
「一年に一回、綺麗に咲く」という目標を変えることはない。


その桜と同じように、人間も本来、
自分が思い続けることは必ず具現化できる生き物なのだ。


しかし、目標達成までの過程で
嫌なことや苦しいことが降りかかると、
すぐに諦めて目標を変えてしまう人が多い。


そして、そのたびに


「自分は運が悪い」
「お金がなかったから」
「あの人のせい」


と、できない理由を並べて、
自分を正当化する。


このような人生からは
何の果実も生み出すことはできない。


20代の皆さんにはぜひ桜のように、
何事にも耐え、諦めず自分の志を必死に追い続けてほしい。


そうすれば30代、40代で
人生の花を咲かせることができるのである・・・


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いかがでしょうか。

自分の人生を振り返ってみても

目の前の与えられた仕事を

精いっぱい、取り組むことに必死だっと

と思います。

ただ、これは今になって思い返すと

とても大切な時期であったと実感致します。

縁あって、ついた仕事(会社)に

簡単に自分の中で、結論をだすのでなく、

まずは、自力で壁を乗り越えることを

精いっぱいやってみる。

これにより、仕事を通じて、ひとは誰でも

成長することが出来、「桜」になって

花を咲かせる事ができるんですね。

皆様のご参考になれば幸いです。

福祉人材の人間力向上研修


 

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