定着率の高い職場が「採用面接」でやっていることとは?

 東京大学 大学総合教育研究センター 准教授である中原淳先生が、分かりやすいデータを用いてその重要性をあらためてお伝えされている記事に出会いましたので、今日は、その内容の抜粋を皆様にお伝えさせていただきます。

「定着率の高い職場が「採用面接」でやっていることとは?」についてです(以下、記事より抜粋)

●現場の戦力になる前に辞めてしまうアルバイトの早期離職の話です。なぜ採用から1ヵ月も経たないうちに辞めてしまう人がいるのでしょうか?離職に至る理由は人さまざまで
すが、早期離職者に「辞めた理由」を尋ねてカテゴリ別にまとめて集計したところ、次のような結果が得られました。→「第1位:面接時の対応(スコア10.0)」「第2位:職場の雰囲気(同8.3)」「第3位:業務の忙しさ(同7.8)」「第4位:ベテランの態度の悪さ(同7.3)」「第5位:給与への不満(同6.6)」(以下、抜粋続く)

●いちばん多かったのはなんと「面接時の対応」です。入社後のことではなく、入社前に受けた印象が、早期離職の要因になっているわけですね。2位以降に続いている「雰囲気」「忙しさ」「人間関係」「条件」などへの不満はさもありなんという印象ですが、「面接時の対応」が1位に来ているのは、意外な感じがしませんか?面接で不満があったなら、内定を辞退すればいいはずです。にもかかわらず、入社しているというのはどういうことでしょうか?
そもそも、面接時の対応にどんな不満を抱いているのでしょうか?この点を少し掘り下げてみたいと思います。(以下、抜粋続く)

●前述の疑問を考えるために、今度は入社1ヵ月未満で辞めたいと思った(しかし、実際には辞めなかった)人に、その理由を尋ねてみました。新人アルバイトはどんなことに不満を
感じるのでしょうか?結果は次の通りでした。
 →「第1位:面接時の説明と仕事の量が違う
(相関係数0.403)」
 「第2位:面接時の説明と仕事の内容が違う(同0.369)」
 「第3位:仕事中にほったらかしにされることがよくあった(同0.364)」
 「第4位:入社前のイメージよりも仕事の量が多かった(同0.327)」
 「第5位:入社前のイメージよりも、仕事に厳しい雰囲気の職場 だった(同0.326)」・・・・(ランキングはまだ続きますが、一旦 ここで止めますね。以下、抜粋続く)

●「面接時の説明と仕事の量が違う」(1位)、
 「面接時の説明と仕事の内容が違う」(2位)、
「入社前のイメージよりも仕事の量が多かった」(4位)、
 「入社前のイメージよりも、仕事に厳しい雰囲気の職場だった」(5位)…これらの項目を見て、何かお気づきのことはあり
ますか?そう、ギャップです。「忙しいこと」「厳しいこと」そのものが原因で辞めているというよりむしろ、実際に働きはじめる前に抱いていたイメージとのギャップが引き起こすリアリティ・ショックが、早期離職の要因になっているらしいのです。「面接のやり方がまずいと内定辞退につながる」という点はすでに確認したとおりですが、どうやら面接の影響範囲はそれだけではありません。面接がうまくいっていないと、リアリティ・ショックによ
る早期離職をも引き起こしかねないのです。。。。。
 (以上、抜粋終了)

●今、このタイミングにおいて、近々に「採用面接」を控えていらっしゃる経営者・幹部の方も、中にはいらっしゃるかと思います。もしその場合、一度、上記内容の“エッセンス”を
少し含めてみては如何でしょう?ひょっとすると今までとは異なる成果、或いは面接者側として新たな“気付き”が得られるかもしれませんね。


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