「 ハッとさせられる瞬間 」

みなさん、こんにちは。

今日は『致知』2016年9月号
の記事のとても心に残った
一節がありましたので、是非
皆さんにもご紹介させて
頂きたいとおもいます。


連載「人生を照らす言葉」から

鈴木 秀子
(国際コミュニオン学会名誉会長)


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例えば、電車に乗っていて
座席の前にお年寄りが立ち、
席を譲ろうか、でも少し気恥ずかしいな、
という思いでいる時、
隣の席でスマートフォンに
熱中していた若者が
すっくと立って席を譲る、
といった様子を
目にしたことはありませんか。


また、誰もが見て見ぬ振りをする
道端の空き缶やペットボトルを
さりげなく拾って、
近くのゴミ箱に入れる人がいます。

考えてみたら、
どちらも些細な善行にすぎません。

人として当然の行いです。


しかし、いざやろうと思って、

なかなか行動に移せないということも

また確かだろうと思うのです。

それを目にした人たちは、
誰しもハッとさせられるはずです。
そして自分たちの普段の生き方を
反省させられるに違いありません。

私たちは生きる中で、
いろいろな欲望に振り回されたり、
利害関係、周囲の評判に
とらわれたりすることがあります。


正しいと思う簡単なことでも、
周囲の目を気にしていてなかなか
実践でません。

私たちの本心はそれがいけないことだ
と知っていますから、そこで「自分は
なんという駄目な人間なのだろうか」
という自責の念が生まれます。

そういう弱い部分を持ち合わせた私たち
ですが、自分の中心軸をしっかりと
定めることによって、正しい考え方や
行動をすることができるようになります。

中心軸を定める生き方とは、自分が神様から
命や役割を与えられた存在だと信じ、他人や
環境、自分自身を責め裁くのをやめ、今、
目の前の出来事に精進を込めて打ち込み、
目の前にいる人たちに心を込めて対応して
いく生き方です。

そういう姿勢を貫いていけば、いつの間にか
欲得から解放され、周囲の人々をも感化して
いく存在になるでしょう。


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