「関を超える」

みなさん、こんにちは!

今日は、このブログでもおなじみの

致知出版社の月刊致知6月号より

とても感動的な記事をご紹介

いたします。



「人生はしばしば出合わねばならぬ関所を

 幾つも通り抜ける旅路である」

 とは安岡正篤師の言葉である。関所を越えることで

 人は人生に新しい世界を開いていくのである。
 
 禅家の修行では、厳しさが極点に達したところで、

 よく「関」の一語を浴びせかける、という。

 それを越えることで、禅者は無げ自在の境地に到達

 していく。在家も同じだろう。
 
 関は人間を磨く通過門である。

 本誌は、人生の関所を越えてきたたくさんの事例を

 紹介し続けてきた、といえる。

 なかでも、これほどの難関を越えてきた例は滅多に

 あるまい、と思われる人がいる。

 今年の新春大会にご登場いただき、1200人の

 聴衆の心を深い感動で包んだ福島智さん(東京大学教授)

 である。

 福島さんのお話を初めてうかがった時、肌がチリチリ痛む

 ような衝撃を覚えた。
 
 福島さんは3歳で右目を、9歳で左目を失明、全盲となった。

 生来が楽天的、と本人はおっしゃるが、視力を失っても

 音の世界がある、耳を使えば外の世界とつながることが

 できると考え、実際、音楽やスポーツや落語に夢中に

 なっていた、という。
 
 だが、さらなる過酷な試練が全盲の少年を襲う。

 14歳の頃から右耳が聞こえなくなり、18歳、

 高校2年の時に残された左耳も聞こえなくなって

 しまったのである。

・  ・  ・  ・  ・  ・

福島さんのお話を聞き、著書を読んで強く感じたことがある。

 福島さんには4つの特質がある、ということである。
 
一つは非常に明るいこと。

二つはユーモアがある。

三つは常に人に何かを与えようとしている。

そして四つは、自分が主語の人生を生きている


ということ。
 
そこには被害者意識は微塵もない。被害者意識で生きている

人は何ごとであれ人のせいにする。

人のせいにしている人に難関は越えられない。

人生は開けない。

この4つの資質こそ、福島さんをして、普通の人なら

絶望してしまいかねない人生の難関を越えさせた

秘訣であるように思うのである。

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