介護事業所様向け情報(経営)10月号②
福祉施設等における OFF-JT の実施状況
9 月号では福祉施設等(以下、医療,福祉)を運営する企業が、従業員に必要だと考える能力やスキルをご紹介しました。ここでは、同じ調査結果※から、福祉施設等で実際に行われた OFF-JT や、今後実施したい OFF-JT をみていきます。
OFF-JT を実施した割合は 76.4%
上記調査結果から、医療,福祉の事業所で 2019 年度に OFF-JT を実施した割合は 76.4%でした。調査結果全体における実施割合より、6.4 ポイント高くなっています。
医療,福祉の事業所で実施した OFF-JT の内容をまとめると表 1 のとおりです。
初任層を対象とする研修の実施割合が最も高く、70.3%となりました。次いで新たに中堅社員となった者を対象とする研修が 53.1%でした。以下、法務・コンプライアンス、技能の習得、新たに管理職となった者を対象とする研修が 40%を超えました。

今後実施したい OFF-JT は中堅社員向け
次に、医療,福祉の事業所で今後実施したいOFF-JT の内容をまとめると、表 2 のとおりです。
新たに中堅社員となった者を対象とする研修が 41.1%で最も高くなりました。次いで、コミュニケーション能力や、新たに管理者となった者を対象とする研修の割合が高い状況です。その他、キャリア形成やマネジメント、技能の習得に関する OFF-JT を実施したいとする割合も 30%を超えました。
貴施設における OFF-JT 実施の参考になりましたら幸いです。







