子どもや保護者の居場所作りへ 地域と学校が連携強める
地域と学校が連携して子どもたちの成長を支える仕組みを考えようという会議が松山市で開かれ、子育て家庭の孤立を防ぐために親子と地域が交流できる場を増やすことなどを確認しました。
4日の会議にはPTAや県の教育委員会などおよそ20人が参加しました。
はじめに県の担当者が放課後児童クラブ、いわゆる学童保育へのニーズの高まりを受けて、指導員を確保するために研修の機会を増やすことや、子どもの意見を取り入れたクラブ運営を進めていくこと、また、子育て家庭の孤立を防ぐため、児童館や保育所で子育て相談や親子が交流できる場を地域に増やしていくことなどを説明しました。
これに対して、参加者からは「子どもを中心にした児童クラブの運営はどのように進めていくのか」といった質問があり、県の担当者が「子どもの意見を聞くファシリテーターの養成に力を入れていく」と答えていました。
県教育委員会の矢野隆行社会教育主事は「コロナ禍をきっかけに子どもたちが家庭で過ごすことが増えたので、地域全体で子育てを支えていくことが重要だ。子どもたちの放課後の居場所や、保護者同士が気軽に子育ての悩みを話せる環境を整えていきたい」と話していました。(NHK 愛媛より)