最高の社風の作り方 2

以前に引き続き、今日は「組織の風土」について
です。

良い組織風土を作り上げるには、どのような方法が

あるのか。

もちろん、絶対的な回答などはありません。

例えば、所謂「良い会社」をベンチマークし、その

会社のやり方を導入すればうまくいくか、というと

そんなことはありません。なぜなら、その会社で

その方法が活きているのは、その方法を受け入れる

ことが出来る、素地というか背景があったからこそ

成功したわけで、

単なる「真似」では、導入は出来たとしても、「浸透」

までは、なかなかいかないというのが現実では

ないでしょうか。

ただ、良い組織風土を作った組織に、共通点があると

したら、良い組織風土は決して、「自然」に出来上

がったものではないということ。

多くの場合は、経営者(創業者)の強い想いがあり、

それを職場で具現化する経営者の「信念や志」があります。

さらに重要なことは、職場でそれを実践する

マネジメント側の想いが重なり、そして長年かけて

続けてながら、徐々に醸成していくもののような

気がいたしします。

そして、継続して、実践するためには、その

組織にあった「仕組み」や「制度」に落とし

込んでいくこともまた重要なのです。


ここでは、重要な取り組みのいくつかを紹介して

いきたいと思います。

1、 組織ビジョンと人材像の明確化

どういう会社になりたいのかは、そこで活躍する人の

イメージを規定することです。

法人のあるべき姿を描き、期待される人物像、行動規範を

明確に定義することから始めたらいかがでしょうか。

どういう社員に、顧客に対して、どういう付加価値を

提供してもらいたいのか。

具体的な行動規範の明確化は出来ていますか?

よく見かける人材要件書にはいわゆる「死んだ文章」が

多ような気がします。使えない、具体性が見えない。

「どう生きたいのかという人生観をしっかり持っている人、

どういう価値感で仕事に取り組むのかをしっかり持っている人」

「自分の家族にしてほしいというサービスを提供することが

 できる人」

「素直である、物事をありのままに見る、事実にきちんと

 向き合える人」

など 簡単な文章だが、言いたいことがストレートに伝わる

ように人材像を明確化することが、第一ステップのような

気がいたします。そして、それが、「人材」の採用そして

育成の関する基軸になってくるものと思います。

今日はここまでといたします。

続きは次回に。


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