令和4 年度第二次補正予算による支援策(福祉分野)

令和4 年度第二次補正予算が成立しました。福祉分野ではこれまでと同様、人材不足を緩和するための負担軽減や待遇改善に重点が置かれています。今回の補正予算に組み込まれた福祉分野の支援策を確認します。

デジタル化やロボット化を後押し

主要施策は以下のとおりです。

介護職員の待遇改善の支援策

介護ロボット開発等加速化事業
 ◆ 生産性向上の取組支援、相談窓口の運営の充実
ケアプランデータ連携システム構築事業
 ◆ ワンクリック登録機能、ファイル印刷機能、介護報酬請求から利用料を差引くための連携機能など、機能追加に伴う改修
介護職員処遇改善加算等の取得促進支援事業
 ◆ 介護職員処遇改善加算等の新規取得や上位区分の加算取得の支援、専門家による個別指導等

障害福祉分野の負担軽減の支援策

障害福祉分野のロボット等導入支援事業
 ◆ ロボット等導入費用や体験会開催費用を補助
障害福祉分野のICT 導入モデル事業
 ◆ ICT 導入経費を助成し、効果測定を実施
障害福祉サービス等支援体制整備事業
 ◆ 加算の新規取得や上位区分の加算取得の支援
 ◆ 社会保険労務士等の派遣による個別の助言・指導

人材確保の支援策

介護福祉士修学資金等貸付事業
 ◆ 介護福祉士養成施設に通う学生に対して修学資金の貸付等を実施(学費月額5 万円など)
 ◆ 福祉・介護職5 年間継続従事で返済を全額免除

災害・減災や災害復旧への支援策

社会福祉施設等の耐災害性強化
 ◆ 耐震化に伴う改修・大規模修繕等
 ◆ 非常用自家発電設備の整備、水害対策に伴う改修等、倒壊の危険性のあるブロック塀等の改修等
災害復旧支援(施設整備・設備整備)
 ◆ 被災した社会福祉施設等の災害復旧支援
この他、介護保険分野におけるマイナンバーカード活用や電子処方箋・電子カルテ等の医療情報との連携を見据えたシステム構築や調査のための費用も計上されました。

 

各支援策の詳細や募集については、随時決定・発表されます。厚生労働省や都道府県のホームページでご確認ください。

参考:厚生労働省「令和4 年度厚生労働省第二次補正予算案の概要」
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/22hosei/index.html

 

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