3月分以降の協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率
全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率および介護保険料率は、例年3 月分(4 月納付分)から見直しが行われています。今回は2023年度の各都道府県の保険料率についてお伝え
します。
2023 年度の健康保険料率
協会けんぽの保険料率は、各都道府県支部別に設定されますが、2023 年3 月分から適用される健康保険料率は下表のとおりとなりました。
47 都道府県のうち、前年度より健康保険料率が引上げとなったのが13、引下げとなったのが33、変更なしが1でした。そして、もっとも高い保険料率は佐賀県の10.51%、もっとも低い
保険料率は新潟県の9.33%となっており、佐賀県と新潟県の保険料率の開きはかなり大きなものになっています。
引上げとなった介護保険料率
介護保険の保険料率は単年度で収支が均衡するよう毎年見直しが行われますが、2023年3 月分からは、1.64%から1.82%への引上げとなりました。
料率変更における注意点
健康保険料率および介護保険料率は3 月分から変更になるため、3 月に賞与を支給する会社では、賞与にかかる保険料から新しい保険料率で計算して賞与から控除が必要となります。