「気づく人になるには」

みなさん、こんにちは!!

今日も引き続き、鍵山秀三郎氏の

名著「凡事徹底」からの一節を

ご紹介したいと思います。

『気づく人になるもう一つの条件は

 「人を喜ばす」ことです。

 微差、僅差の追求よりもこちらの

 方が大きな要素だと思いますが

 絶えず人を喜ばせる気持ちでものごと

 をやる、人生を送る、毎日を送る
 
 という事です。これを続けて一年

  たてば、本当に人が変わるくらい

 気付く人間に変わってしまいます。

 これをやっていますと、周囲の人達から

 「あの人はこの頃すっかり人が変った」

  と言われるようになるのですが、こういう

  気持ちのない人、物事に対して無関心な

  人は、周囲の人から、「あの人はいくつに

  なっても変わらない」という評価を受ける

  わけです。ですから、」なるべくなら「この

  ごろ変わった」と言われるようになればいいのですが

   私のように「変わった人」だと言われるようでは

  いけません(笑) 中略

  しかし、そう言う話を聞いて、あしたから皆さんが

  何かひとの喜ぶことをやったとします。

  そこで大切な事は長続きするかどうかです。

人間は打算があったら、どんなことでも続きません。

  十年も二十年も続かないのです。それから

  打算があったやっている事は卑しくも見えます。

  全部見えてしまうのです。私は、こういう打算と

   いうものを意識せずに、今日はまでずっと

  やってきましたが、結果としては、世の中というものは

  実に公平に出来ているものと思うのであります。

  ところが、今は何かやればすぐに見返りがほしい

  これをやったら、どうしてくれるという考え方の

  人が多い。私は、打算とか見返りをすぐには求めない

  という考え方がとても大切ではないかと思います。

  私は、人が見過ごしたり、見逃したり、見捨てたり

  してきたものを拾い上げ、それを大事に今日まで

  してきました。個人の生活では履物を揃える

  とか、朝起きたら布団をたたむとか、食事が

  終わったら食べた器を台所へ運ぶとか、そういう

  ことをきちんとやっています。 』



いかがでしょうか?

  「人の喜ぶことをする」これは、とくにお金を

  かけたり、ことさら大きなことをしなければ

  ならないことではなく、当たり前のことを当たり前

  に行う事、つまり「凡事徹底」の繰り返しだと思うのです。

  そして、「凡事徹底」には「人のに対する

  気づかいや心遣い」が必ずあり、その結果として

「人を喜ばす」ことに繋がっていくものと思います。

  ⇒福祉人材の人間力向上研修

お電話でのお問い合わせ

03-6435-7075(平日9:00~18:00)

営業時間外のお問い合わせはこちらから

相談・ご依頼の流れはこちら