結果を出す人と出せない人の違いは・・・
今日もひき続き、鍵山秀三郎氏の
名著「凡事徹底」からの一節を
ご紹介したいと思います。
『ひとつは微差や僅差を
追い続けることです。
僅かな差だと普通はついバカ
にしてしまうのですが、
例えば、今はAという方向で
ものを売っていたがこれをBに
変えるとします。この差が
大きければ誰でも変えるのですが
ほんの僅かしか結果は変わらない、
あるいは成果がよくなるかどうか
もわからないとなると、だいたい
やらないで、いままでの方法を
続けてしまいます。
なぜならやり慣れた方が楽
だからです。
(中略)
ところが、僅差をバカに
しないでBに変えられる人は、
Cがいいと思うとCに、
Dがいいと思うとDに、
というふうに変えていく努力が
>
出来ます。そして、その結果、
最終的な「差」がとてつもなく
大きくなります。
>微差、僅差を大事にして積み重ねる
>とたいへん大きな力を持ってくる
>ということです。』
いかがでしょうか?
例えば、介護の現場でも、
毎日の何気ない声掛けでも、
ご利用者様にどうしたら思い
が伝わるかを、少しずつでも
毎日 工夫をしてみる努力を
していると、それは結果的に
とても大きな違いとなって
現れてくる、なんてこともある
のではないかと思います。
だれでも、結果を出したいし
人に認められたいと願っているのが
人間です。
でもそのために、何か、「人がやらない
ことをしなければ」と思う人は(私も含めて)
多いのではないか思います。
でも本当はそうではなくて、誰でもやろうと
すればできることを、「深く」そして
「継続」することが、とても大切で
あることを教えてくれているものと
思います。
著者はまた、結果を出せる人の
もう一つのカギは
『人の喜ぶことをすること』
と説かれています。
次回は又、この点についてご紹介したい
と思います。
⇒福祉人材の人間力向上研修